「北インド」の姉妹編。前半は歴史を概説して文化へと分かりやすく述べられています。後半は観光ガイド。訪れても面白味が欠ける町はそう明記してあるので、客観的な記述が良い印象を受けます。ページ、表紙カバーともに厚紙を使用。よってガイドブックとして持参するよりも事前に調べる用途に適しています。
ただ、後半は写真はすべてモノクロですし、初版から十年以上経過して今日のインドを伺い知れない内容の古さも散見します。「北インド」、「南インド」ともに揃えると結構なお値段になるのも減点。
インド史に重点を置いて基礎から学びたい方には、当シリーズは楽しく読めて右に出る書はありませんが、インドを訪れてみたいと思うような訴求力はやや欠けていると、残念ながら言わざるえません。