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卒業 (新潮文庫)
 
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卒業 (新潮文庫) [文庫]

重松 清
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (58件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「わたしの父親ってどんなひとだったんですか」ある日突然、十四年前に自ら命を絶った親友の娘が僕を訪ねてきた。中学生の彼女もまた、生と死を巡る深刻な悩みを抱えていた。僕は彼女を死から引き離そうと、亡き親友との青春時代の思い出を語り始めたのだが―。悲しみを乗り越え、新たな旅立ちを迎えるために、それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた四編。著者の新たなる原点。

内容(「MARC」データベースより)

ある日突然「僕」を訪ねてきたのは、自殺した親友のひとり娘だった。少女の手首にはリストカットの傷跡が…。表題作ほか、それぞれの「卒業」に臨む4組の家族の物語。『小説新潮』掲載に加筆して単行本化。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 404ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/11)
  • ISBN-10: 4101349193
  • ISBN-13: 978-4101349190
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (58件のカスタマーレビュー)
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27 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 まゆみのマ−チに涙します, 2007/8/26
By 
RBM/MS (大阪府) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 卒業 (新潮文庫) (文庫)
人生も半ばに差し掛かると、まだ成し遂げていない人生の大仕事について考えることを余儀なくされる。
親を送ること・・・・

考えることすら恐怖であり、できたら逃げ出したくなるような大仕事。
この小説は、親の死にまつわる4編の感動作品であります。

個人的には”まゆみのマ−チ”のKOされました。
押し付けない、甘やかさない、じっと時間をかけてひたすら待つ。
母親らしい、本当のおい上に満ちたすばらしい作品であり
タイトルにもある曲の歌詞に涙しました。

親と子、生と死、背を向けられない現実に正面から挑戦した小説です。
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 温かい短編集, 2006/12/20
By 
ヤキソバ (奈良県) - レビューをすべて見る
(殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 卒業 (新潮文庫) (文庫)
四篇の短編集であるが、それぞれのテーマは、いみじくも統一感がある。

共通しているのは、人の死を前向きに乗り越えるという事と、

著者が後書きで述べている「許す、許される」という構造となっている点だ。

それぞれの短編が扱う死は、決して感傷を誘う材料ではない。

むしろ、周囲がそれを乗り越えるという姿勢をみつめる、著者の温かい眼が、感傷を誘う。

表題作の緻密さも素晴らしいが、私は「まゆみのマーチ」に、特に感銘を受けた。

もうすぐ死を迎える母の、我が子に対するかつての態度は、温かさに満ちている。

現代進行中の様々な人生の一端を見る思いだ。

四篇すべての作品の水準は高い。

単に温かさに満ちているというだけではなく、

一定のテーマを鋭く描ききっている、読み応えのある作品集となっている。

短編と言っても、それぞれが文庫100ページ近くあり、

どっぷりと浸る事が出来る。
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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 前向きなこと。, 2006/12/6
レビュー対象商品: 卒業 (新潮文庫) (文庫)
そのタイトルのとおり、何かからの卒業をテーマとした4つの短編からなる作品です。

4作とも、最後の最後、あと1ページや2ページというところで、泣かされました。

それは、悲しいからではなく、何かあたたかさが満ちてきたからです。

良かったね、ほんとに良かったね。

そうやって登場人物に、最後には心の中でそっと語りかけたくなる、

そんな作品集です。

「卒業」というのは、

切ないけれど、辛いことだけれど、

でもそれに向き合うことができたなら、とても前向きなことなんだ。

そんなふうに、この作品を読んで、思うことができました。
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