05年秋から06年5月にかけての上昇相場で新興株を買ったら資産が10倍になったのでボクはカリスマトレーダーです、みたいな本が大量に出回ったが、そう言った類の本とは一線を画している。読者に媚びるかのようなタイトルではあるが、意外にまともな投資本である。
新興株への投資手法についても一部触れているが、主として東証1部の株を投資対象としている。
買いの手法で用いた指標をそのままひっくり返して空売りの手法としても紹介している。安易と言えば安易だが上昇相場が終わることを見越したかのように空売りについても言及しているあたりもタイムリーである。
紹介されている手法は、斬新でもなく驚きは少ないが合理的かつシンプルなので検証しやすく、読者それぞれのアレンジもしやすいと思われる。投資歴の長い人にはやや食い足りないが、初心者、あるいは脱初心者用としてなかなか良い内容だと感じた。