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半生の記 (新潮文庫)
 
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半生の記 (新潮文庫) [文庫]

松本 清張
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

貧しく孤独な生い立ち、失意の青春時代、そして作家としてデビューするまでの苦闘の日々を、切々と告白した心うつ魂の記録。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 188ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1970/06)
  • ISBN-10: 4101109125
  • ISBN-13: 978-4101109121
  • 発売日: 1970/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
■ 【芥川賞受賞 】
著者は、44歳で芥川賞を受賞。その後3年経過した47歳
の時、朝日新聞出版局を退社して作家活動に専念。

■ 【55歳頃の半生記 】
本著書は、作家生活に入ってから凡そ10年経過した
頃、出版社の勧めで「小説家になる迄の半生を」との元
に著されたもの。作者によると、はじめから小説家志願
ではなかったし、そもそもの始まりは、生活費稼ぎの懸
賞募集の応募だと言う。(1992年82歳で没)

■ 【詳細を極める貧乏記 】
確かに、この著書で自らの半生の中身、それは作家生
活に入る前までが本当に詳しく書かれている。そしてそ
れは、天下の三大全国誌の朝日を堂々と退社し、と言う
有様ではないのである。彼は、朝日のエリートではな
い。朝日が九州進出時に、彼自らが版下職人として売り
込んで給仕として雇われたのである。故あってか、貧し
い両親のもと、小学校を卒業しただけで、そこから版下
職人として腕を磨き、結婚して3人の子供を抱え、かつ、
両親と同居し、挙句、33歳の時に稼ぎ主(町の零細事業
主)、かつ、一人っ子であるに拘わらず召集され南方派
遣の召集の赤紙を受けて、軍隊に入り韓国で敗戦を迎
えるのである。「私には、面白い青春があるわけではな
かった。濁った暗い半生だった。」と清張は白い絵本の
章で著わしている。

■ 【幸運の女神は微笑む 】
清張は、半生の記を見る限り、決して要領のいい方でも
無い。軍隊でも南方送りにならずに済んだのは、運とし
か言いようがない。敗戦を韓国南部で迎えたのも幸運だ
ろう。帰国して、朝日の社員でいながら内職のホオキの
仲介が商売と旅行という一石二鳥を彼に与え、生来の
好奇心(多分に、父親の影響か?)を掻き立てている。
誠に、若い時の苦労が、作品に花開いている。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
少年時代から始まり年齢を重ねていく過程において、いつまで経っても作家になる様子がなく、不思議に思いながら読み進みました。第二次大戦前後の日本の厳しい生活環境もあってのことだと思いますが、松本清張氏が作家になるまでの度重なる苦難は想像以上だという印象を受けました。また、そんな境遇にもかかわらず、作家になってからあれ程多数の著書を残し、またそれらに関する知識も膨大なものであったことを考えると、ただ驚くばかりです。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
松本清張の私小説です。
 数奇な運命の元に生まれ、学歴という劣等感に強く悩まされ、自己嫌悪に落ちながらも極貧の中で、8人の家族のためにと身を犠牲にして道を歩む清張。
 文学志望ではなかった清張が40を過ぎて小説デビュ―するまでの凄まじい人生が描かれています。想像を絶する試練の過去、清張を知るのには、必読です。
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「一芸に秀でる者は多芸に通ず」は間違い
「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という諺があるが、松本清張ほどの作家ならば作家生活に入る前の実社会においてもひとかどの人物であったに違いないと期待して読んでみたが、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: nazmar
意外な名著
本書は松本清張の私小説もしくは自伝であり、非常に興味深い書籍である。これを読むと氏の諸々の作品の背景がよくわかるのである。作品はいわば著者の経験と背景を前提とする... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: てりー
タイトルに偽りはないが、作品と違って期待を裏切る自叙伝に仕上げたのではないか。
松本清張の自叙伝を読むことで、彼が数々の名作をどうして生みだすことができたのか、その秘訣のようなものを得られるのではないかと思い、大量買いの中の1冊に忍ばせた。<... 続きを読む
投稿日: 2010/2/20 投稿者: A-san
なるほど・・・
松本清張のあのテンポが良くて、ズシリズシリとくる、それでいて要点をわかりやすく伝えるあのなんともいえない文章はきっと、40すぎて作家としてデビューするまでの、今の... 続きを読む
投稿日: 2009/4/12 投稿者: アマゾン次郎
清張の博識の源泉は? 
... 続きを読む
投稿日: 2006/4/11 投稿者: 進藤照光
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