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半島を出よ (下)
 
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半島を出よ (下) [単行本]

村上 龍
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (63件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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第58回(2005年) 野間文芸賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

さらなるテロの危険に日本政府は福岡を封鎖する。逮捕、拷問、粛清、白昼の銃撃戦、被占領者の苦悩と危険な恋。北朝鮮の後続部隊12万人が博多港に接近するなか、ある若者たちが決死の抵抗を開始した。

〈現実を凌駕する想像力と、精密な描写で迫る聖戦のすべて。〉


登録情報

  • 単行本: 496ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2005/3/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4344007603
  • ISBN-13: 978-4344007604
  • 発売日: 2005/3/25
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (63件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 近未来小説の代表作となりそうだ, 2005/6/6
By 
flexer - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 半島を出よ (下) (単行本)
北朝鮮と日本の行く末という難しいテーマを扱った著作と聞いて、正直あまり期待していなかったが、見事に裏切られた。考えうる数多のシナリオの中から選ばれたストーリーは、リアリティと感動にあふれた作品に仕上がっている。とりわけ、生き物の使い方が抜群に面白く、ヤドクガエルを一度は見てみたいものだと思ってしまう。著者の出身地である九州は、古来から朝鮮半島との交流の盛んな土地であり、そこに生きる人々と北朝鮮の異分子との関わりには、敵味方を超えた奥深さが十分に描かれている。現実世界での日本と彼の国との関係がどのような方向に進むかは別にして、想像力を掻き立ててくれる傑作だと思う。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 作者云々ではないのですね, 2005/6/30
レビュー対象商品: 半島を出よ (下) (単行本)
同郷ながら同氏の作品は風評などから敬遠してましたが,友人の薦めで上下巻読了しました。大変面白かったです。

既存の社会国家体制に対するアンチテーゼを示し,個人の独立を示唆主張している点は予想通りで個人的には好みではありませんでしたが,

1.緻密な状況説明によるフィクションに必須のリアリティ
2.個々人の意識ないしその変遷の表現の奥深さ
3.特定の主人公を設定しないことによる多面的な描写

は素晴らしく,やや難解な文章ながら興味深く読ませていただきました。一方で,

4.北朝鮮の実態説明に文章を大量に割いている点
5.大量の登場人物の背景説明に文章を大量に割いている点

についてはやや読みずらい印象を受けました。おそらく多く実名を使用しほぼ現在といっていい状況を舞台としていることと,多様な個人の存在を応援する氏の立場から,仕方のないところだとは思いますが。

しかし読み応えのある力作であることには変わりなく,皆さんが大量のレビューを投稿されていることからも内容の濃さは未読の方にも伝わるところかと。私も作者で作品を敬遠するのは損だな,と反省です。

余談ながら私も博多弁と佐世保弁の違いに気づきませんでした(笑)。

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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 圧倒的に下巻の方がいいです, 2005/4/13
By 
レビュー対象商品: 半島を出よ (下) (単行本)
結末に従ってどんどんとスピード感が増す小説だと思いました。特に、下巻400ページ目を過ぎたあたりから、何度かうっかり涙ぐみそうになりました。圧倒的な細部の描写は、1人1人の個人に、個々の先頭シーンに、迫力とリアリティを与えています。たとえ『悪人』だ、『敵』だと思っても、その人の人生の細部を知ればその死に、平静ではいられなくなる……そのことがよくわかりました。それから、作者と同年である私が経験してきた平和と安定が、たとえば北朝鮮という『外部』に対する見方をどうつくったのかということもわかりました。目を見開かさせる、『今どうしても必要な問題提起』であるとも思いました。
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