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半島へ、ふたたび
 
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半島へ、ふたたび [単行本]

蓮池 薫
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「あれ、朝鮮半島じゃない!?」家内の声に飛行機の窓から覗き見る。その瞬間、僕のなかでおぞましい24年の歳月が甦った。初めて訪れたソウル。初めて明かす、北朝鮮、拉致への思い―。万感胸に迫る手記。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

蓮池 薫
1957年新潟県生まれ。新潟産業大学専任講師。中央大学法学部三年在学中に拉致され、二十四年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。帰国後、中央大学に復学。2005年、初の翻訳書『孤将』を刊行。2008年3月、大学卒業。訳書多数。著書もあり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 252ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/06)
  • ISBN-10: 4103165316
  • ISBN-13: 978-4103165316
  • 発売日: 2009/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (34件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
私はハードカバーの本を初版で買うことなんてほとんどないのですが、新聞で広告を見たときになぜかすごい読みたくなり、発売3日目でしょうか?買ってしまいました。

拉致被害者の方々の話は、テレビなどのニュースで読むたびに心が痛み、もちろんまだ帰れぬ被害者がいるということを知りながらも日本政府への直接の働かけのできない一市民です。

ですが、本当にちゃんと解決してほしいと思いつつ、このような書籍は一度も読んでいなかったので、(インターネットでの情報はなるべく目を通しています)今回買って読んでみようと思ったのです。

蓮池さんは不運にも北朝鮮での24年間の拉致された生活があるため、ソウルへの取材旅行から始まるこの本は蓮池さんがどうしても比べてしまう北朝鮮と韓国、そして日本との文化の違いを少し変わった角度で知ることができます。
そして朝鮮戦争や日本が朝鮮半島で犯した戦争の記憶がわかる歴史館など、恐くて行きたくないと思ってしまうところにまで蓮池さんは北朝鮮では拉致後約半年後に行かれていたり、今回の取材旅行でも行くべき場所として足を運んでおられます。

自分が何不自由なく暮らしていた大学時代や仕事と趣味に没頭している20代、30代の期間に、誰も知り合いもいない、助けもない、言葉も通じない場所に無理やり連れていかれたどうなるのでしょうか?蓮池さんのそんな北朝鮮での24年間。本当の苦しみなど私にはわかるはずもありませんが、ただ、とにかく今の生活をもっと大事にしなければ、一生懸命生きなければいけない。そして周りにいる人たちを大切にしたい。そんなふうに思わせてもらえる本でした。

帰国後、失われた24年間を取り戻すために自分がなにをすべきかわからなくなっていた蓮池さんの転機として、翻訳することで自分の家族を養うことができ、翻訳家、執筆者としての仕事についても書かれており、クスッと笑ったり、真剣に読んだりできるとても読みやすい本でした。
とてもお勧めです。

蓮池さんが文中でも、あとがきにも書かれているのですが、早く拉致事件が解決することを心から私も願います。
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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Isolde
形式:単行本
北朝鮮による拉致被害者の一部の方々の帰国から数年がたった。不謹慎かもしれないが、長い間の北朝鮮での生活から突然帰国し、現在どのような生活を送られているのだろうと好奇心を禁じえないでいた。しかし、拉致被害者の方たちは芸能人でも犯罪者でもない。帰国された被害者の方々が、家族や友人と平穏な生活を送ることができるよう、プライバシーを尊重べきことは、普段はささいなことで大騒ぎするマスコミも心得ているらしく、その後の生活の様子は窺い知れないでいた。書店でこの本を見かけ、蓮池透さんのエッセイ集、しかも韓国訪問のことが書いてあるということで、思わず買って、一気に読んだ。

まずは、24年間も海外生活をしていたのに、語彙が豊富でしっかりした蓮池さんの文章に驚いた。北朝鮮でも翻訳の仕事をしていたと書いてあったので、ひとまず納得。帰国後しばらくして、翻訳家として自立するため、かなり勉強されたと書いてあったが、その努力が見事に実ったというべきだろう。また、彼が人や物を見る姿勢の寛容さ、謙虚さに、私も心温まる思いがした。そして、前向きに生きようとする並々ならぬ積極性と闘争心に、思わず「がんばれ!」と声をかけたくなるとともに、私自身も勇気をもらった。

ではなぜ星3つか。前半部分は8日間のソウル訪問記とその合間に思い出した北朝鮮での生活が描かれている。ソウルでの8日間という場所的・時間的に非常に限られた範囲のエッセイであり、もっとも知りたい北朝鮮での生活がほんの一部しか描かれていない点に物足りなさを感じた。

後半は、蓮池さんの日常が書かれているが、テーマが絞られていないためか、散漫で面白みに欠けた。とはいえ、まだ帰国が果たせない拉致被害者の方々がいるため、蓮池さんとしても書きたくても書けないことがたくさんあるのではないだろうか。一刻も早く拉致被害者全員が帰国し、家族や友人と再会し、行きたい場所に行き、話したいことを話せる日が来るようにと祈るばかりである。
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57 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
正直、拉致問題にはそんなに関心がなかったのですが、この本を読んで改めて、一人の人生の24年間が奪われた大変なことなんだとわかりました。

本の中では北朝鮮で自分が置かれていた立場や出来事が客観的に描かれています。その客観的な描写から著者がどれほど苦労したのか、そしてどのような気持ちだったのかがリアルに伝わってきました。絶望の中でも、懸命に生きようとする著者の姿には胸を打たれました。

また、韓国に取材に行かれた時のことが書かれていますが、短い滞在だったとは思えないほどの深い洞察力で、韓国と北朝鮮のことが巧みに比較されています。

24年間という長い月日を自由を奪われたまま過ごさなければならなかったにもかかわらず、日本の生活にいち早く適応し、翻訳家や大学講師として活躍されていると知り、私も生きる勇気をもらいました。

この本を読めば拉致問題や北朝鮮での生活がわかるのは勿論、前向きに生きる姿にパワーがもらえます。ぜひ、多くの方に読んでもらいたいと思います。
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最近のカスタマーレビュー
人間だもの
最近、柳美里著「ピョンヤンの夏休み」を読んで、日本人の視点で北朝鮮を見てみたいと思って蓮池さんの本を手に取った(ただしこの本のほうが半島訪問歴としては先である)。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: rosso
工作員の殴打で腫上った瞼から見た故郷柏崎のやわらかい灯は、その後24年間見ることはなかった。
タイトルが深い。半島とは朝鮮半島。ふたたび、とは一度目があったという事。しかしそれは自分の意思ではなく、理不尽にも拉致され北朝鮮に渡ったのだ。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 暮坂透
エッセイでした。
帯の文句からして、北朝鮮での生活や拉致被害についてのことが書かれているかと思って読み始めたが、... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: けつ子
半島に翻弄された人生から「半島」への思いを点描
... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 歯職人
過酷な状況だからこそ、人は強くなれる
いわずと知れた拉致被害者、蓮池薫さんの本。
その半生や人生観を語っている。
が、気負ったところはまったくなく、淡々としたトーン。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: Bluesky
つまらなかった。
拉致された被害者の書いたドキュメントなので期待して購入したけど、内容は実につまらないものであった。もっと迫力ある事実が記されているかと思ったのだが、本人の偏った主... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: 中年ゲーマー
「生きる」意味を考えさせられる
何かなつかしい、そして、ある種、新鮮なエッセイであった。... 続きを読む
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過酷な状況でも、人は強くなれる
突然奪われた人生を、責めることも恨むこともせず、
誰のせいにもしていない、著者の潔さが清々しい。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/6 投稿者: こより
こういう人を文才があるというのかな。
前半は蓮池薫さんの韓国への旅について。後半は彼自身について。

全体を読んでみて真っ先に感じたことは、蓮池さんは文章が上手い。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/7 投稿者: もえこ
『気力の足りない少年』からの脱皮!
■ 【努力と精神力 】
著者は、大学三年の時に拉致され、二十四年間の北朝鮮で... 続きを読む
投稿日: 2010/4/2 投稿者: ブルービーチ
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