邦画(特に恋愛物)に期待しなくなってからもう何年にもなりますがこの作品はとても素晴らしい作品だと思いました。
原作の大ファンですので劇場に足を運び、やはりあまり期待せずに鑑賞させて頂きましたが原作を知っている方が最後の15分間のどんでん返し
に驚き、感動すると感じました。原作を知らなくても純粋に恋愛映画として観た場合でも近年稀にみる名作でしょう。
若い二人の演技にも今後の成長を感じさせる力がありましたし何といっても大泉洋さんの一瞬ミスマッチ?とも思える配役をとても見事な演技力で
完璧なまでに演じている姿に感動しました。
私は妻も子供も死別していますのでこの作品に対する感情移入は半端ないものがあります。劇場で涙(というより嗚咽)をこらえるのに必死だったのを
覚えています。
そして家に作品が届き鑑賞した時は周りを気にする必要がないので号泣しまくりました。
ただ、「人が死んだ、さあ泣け」的な映画にはうんざりしていましたが人の死に対して深く考える時間を与えてくれるこの作品は若い方にこそ是非
観て頂きたいです。
出会ってしまったら、その後どんなに素晴らしい人生を送れたとしてもどれだけ愛が深くても最後に待っているのは「別れ」しかありません。
その事を解ってない人が多すぎます。解っていれば一日一日をもっと大切に出来るはずです。残される者の辛さが見事に表現されています。ここまで
この事を解り易く見せてくれる作品はあまりないでしょう。
そして残して行かなければならない者の気持ちも見事に表現されています。いつか来る「別れ」の後の為に愛する人に何を残していけばいいのか。
自分が死ぬ事の恐怖よりも相手の事を思いやる気持ち。自分は果たしてそこまで妻を愛しているのだろうか?という気持ちにもなりますが恋愛の本質
「自分の事よりも相手を思いやる」という基本にとても忠実な作品だと思います。
奇跡は起こりません。現実を叩きつけられます。それでも人を好きになるという事の素晴らしさをこの歳になって改めて教えて頂きました。
この作品に携わった全ての方に「ありがとうございました」
1回目よりも2回目の方が感動し号泣しました。是非2回は観て頂きたいです。
そして原作を知ればもっと感動出来ると思います。あくまで私の主観ですが・・・
ご覧になって興味を持ったなら原作もお勧めです。
購入して損はないと思います。っていうかどうしてもっと話題にならないのか不思議なくらいです。