長らく続いた「半分の月」シリーズもこれで最終巻です。読み終わった今、充実感、達成感よりむしろ喪失感を感じます。終わってしまったなぁ、と。
なんのことはない、普通で、けれども少し特別な主人公たちの日常。それは、激しいアクションも、たくさんのかわいい女の子も出てきません。そこにあるのはただ、リアルだけです。そして、私たちに「生きる」ということの尊さ、悲しさ。「人」という生き物の弱さ、儚さそして強さを教えてくれました。私たちは、わかっているつもりで、何もわかっていないのかもしれません。
ライトノベルというのはあまりにも強いメッセージ性。ライトノベルという枠にはめたくない作品です。アニメっぽい挿絵などのせいで(私的にはぜんぜんアリですが)毛嫌いする方もいるでしょう。しかし、たくさんの人に読んでもらいたい。未読の方は、是非一巻から読むことをオススメします。