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そんな二人が病院で出会って、言い合って、迷って、時には大変な思いもして・・・気が付くとお互い近づいていた・・そんなお話。
舞台が病院なだけに生と死の間に垣間見える「闇」も多少含んでいるものの、里香のワガママに振り回され、病院を抜け出しては看護婦さんに追い回され・・なんだか苦笑いをしてしまう。軽い気持ちでスラスラ読める。柔らかい感じのイラストのせいもあるのかもしれない。
祐一の生涯の壁であり、敵であった亡き父。飲んだくれでどうしようもない父親。でもそんな彼の唯一の教え。
「好きな子ができたら、その子を大事にしろ」
父を嫌う気持ちは変わらない祐一がその言葉だけは胸にとどめている。
もちろんそんなことは口に出せない。ただ里香のそばにいて、ため息をつきつつも彼女を支えてやっている。私的にそんな祐一に好感を持った。女の子としては、やっぱりこういう男の子に出会えた里香は幸運だろうなーと思った。(^^)
同じ高校生の世代の者には、祐一のぼんやりした迷いや葛藤、でも決して人には垣間見せない、見せる必要もない・・・そんな気持ちが共感できるかもしれない。少年にも少女にも。
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