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半パン・デイズ (講談社文庫)
 
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半パン・デイズ (講談社文庫) [文庫]

重松 清
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

小学生のころ、どんな少年だった?
海沿いの町にぼくは越してきた。

少年時代を描く傑作長編

東京から、父のふるさと、瀬戸内の小さな町に引越してきたヒロシ。アポロと万博に沸く時代、ヒロシは少しずつ成長していく。慣れない方言、小学校のヤな奴、気になる女の子、たいせつな人との別れ、そして世の中……。「青春」の扉を開ける前の「みどりの日々」をいきいきと描く、ぼくたちみんなの自叙伝。

内容(「BOOK」データベースより)

東京から、父のふるさと、瀬戸内の小さな町に引越してきたヒロシ。アポロと万博に沸く時代、ヒロシは少しずつ成長していく。慣れない方言、小学校のヤな奴、気になる女の子、たいせつな人との別れ、そして世の中…。「青春」の扉を開ける前の「みどりの日々」をいきいきと描く、ぼくたちみんなの自叙伝。

登録情報

  • 文庫: 448ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/11/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062735970
  • ISBN-13: 978-4062735971
  • 発売日: 2002/11/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ぼくたちみんなの自叙伝として、全世代小説として, 2004/6/27
By 
さっしー (東京都江戸川区瑞江) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 半パン・デイズ (講談社文庫) (文庫)
転勤族だった家庭に育った重松清自身の、もし、自分が引越しを重ねず、ひとつの地域で育っていったら
どんな人生を送っていただろうか、という疑問から生まれた、ヒロシの成長を描く小説。
誰もが体験したことがあるような出来事を温かく描いていてひどく共感してしまいます。

「ぼくたちみんなの自叙伝」というキャッチコピーはあながちハズレではないな、と思います。
吃音を持っていて、引越しを重ねる少年きよしを描いた『きよしこ』と対を成す重松清の少年時代を描いた、
本当に気持ちのこもった力作だな、と個人的に位置づけています。

私個人は20代前半で全く重松清とは同年代ではないのですが、本当にじわじわと泣かされてしまって、
ああ、そんなこと自分もあったなぁ、そんなこと自分も考えたなぁ、そんな友達いたなぁ、そんな悩みも持ったし、
そんなアヤシイ行動も取った、と妙に自分と重ね合わせてしまって、心にネチネチ訴えかけてきます。

妙に懐かしくて、共感してしまって、温かさに触れられて、全てが夕日色に染まっているような、そんな印象の小説です。
だれもが無意識にうちにやっていたり、思ってたり、そんな行動、気持ちを文章にしてしまう重松清の描写力は素晴らしいと思います。

「あさがお」「二十日草」「しゃぼんだま」「ライバル」特に中盤のこの辺りの作品は登場人物たちが本当に生き生きしていて、
懐かしくて温かくて、何度も泣いてしまいました。主人公とともに自分の小学生時代を追体験しているような、
そんな感覚さえ持ちました。感動なんだけれど、それだけではなくて、それ以上のものを感じてしまうような、

よくわからないけれどもそんな作品だと思います。

重松清は大ファンで、ほとんどの作品を読んでいますが、重松清の気持ちがこもった『きよしこ』と『半パン・デイズ』
はその中でもずば抜けて名作だと思います。
この本はもうただ感情的にあぁ、みんなにこの本を読んでもらいたいなぁ、とそれだけを思ってしまいます。

また、一部『ナイフ』など過剰描写な小説はありますが、重松清は数少ない、子どもも大人も楽しめる小説を書ける
作家だと思います。おかげで中学入試問題によく出題される作家としても定着していますが、親子で読んで欲しいなぁ、
と思います。オトナは団塊世代の子ども時代が懐かしい色彩で描かれていて心に来るものがあると思うし、

子どもも楽しく読んでくれる小説です。親子で語り合える、そんな小説でもあるのではないでしょうか。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ヒロシの成長ぶりが実に気持ちいい!, 2007/3/1
レビュー対象商品: 半パン・デイズ (講談社文庫) (文庫)
主人公ヒロシは、気の弱い少年でしたが、いくつもの困難を乗り越えて、持ち前の優しさに加え、強い少年へと成長していきます。

この成長ぶりが、読んでいてとても気持ちがいいです。スカッとします。

ただ、この作品の良さのひとつとして、そのテンポの良さありますが、テンポが良すぎて、その章の完結部分があいまいな気がしました。

そのため読み手によっては「えッこれで終わり?結局どうなったの?」という気持ちになるかもしれません。

というものの、各章を読むたびに、とってもあったかくて優しい気持ちになることが出来ました。

主人公のヒロシだけでなく、その個性的な脇役たちもいい味を出していて、みんなそれぞれの優しさを持っていました。

優しさのカタチはいっぱいあるんだな、としみじみと感じました。

そんな『半パンデイズ』は、一章進むごとに、強くたくましくなっていくヒロシに自ら共感し、向上心がわいてくるような作品だと思います。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 懐かしさがいっぱい, 2006/12/11
By 
平和 (西東京市) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 半パン・デイズ (講談社文庫) (文庫)
私の故郷は広島の尾道という街です。本書に出てくる田舎に大変近く、本書に出てくる方言の多くが私の故郷の言葉です。そのため本を読みすすめていくうちにいつのまにか20年近くも離れた故郷の方言が自然とよみがえってきます。「ヒロシ、おまぁの気持ちはよーわかるでぇ。」「ほんま難しいのぉ。大人ゆうんわ。」「そぎゃーなことで、落ち込まんでええわ。わしが応援するけぃ」いつのまにか心の中で本書の主人公ヒロシを応援している自分がいる。時にはヒロシと同級生の立場で、時にはヒロシの兄貴分として、時にはヒロシの親の立場として。そして時にはヒロシ自身として。

幼稚園から小学6年生までのヒロシが成長していく過程を本書は描いています。それと同時に同じように歩んできた読者がいます。主人公と読者が色々な立場で交ざり合い、共感しあうことが出来る。そんな素敵な本でした。
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