登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
タイトルと装丁通りの甘くて可愛い小説です,
By
レビュー対象商品: 午前零時のサンドリヨン (単行本)
綺麗だけれども寡黙な同級生の酉乃初に一目惚れしたポチこと須川君は、レストランバー『サンドリヨン』で颯爽とマジックを演じる彼女の意外な一面を見つけて、益々、彼女に魅かれていきます。ポチ君は学校の不思議を話題に彼女に接近しますが、酉乃さんは「不思議は不思議のままでいい」と言って無関心な態度をとります。それでも、「魔法使いのように誰かを助けてあげたい」という思いから彼女は謎を解き明かしていきます。
ミステリー好きの草食系男子のポチ君と不思議な美少女マジシャン酉乃初が日常の謎を解きながら、彼と彼女の微妙な距離を縮めていく青春ミステリー小説です。 一読目の印象は、男の子目線で女の子達を魅力的に描いている可愛らしい小説という印象です。 過去のある出来事から、他人との関わりに臆病になっている酉乃初。その酉乃初に対して歪んだ愛情を抱く八反丸芹華。ポチ君に対して開放的に太腿を見せながら接する香坂先輩など現実にはありえないけれども、近くにいて欲しいと思うような魅力的な女の子達が目立ちました。そのために鮎川哲也を受賞するほどの推理小説なのかなと言う印象を持ちましたが、再読した時に意味深な台詞や何気ないエピソードがラストに向かって旨く収束されていて、ここにミステリー作家としての筆者の演出力と構成力の高さを感じました。 口下手な酉乃さんがマジックを通して語る想いが届く人もいるし、偽りだと言って拒絶する人もいます。 そして、マジックで得たものが虚構となることを経験している彼女は、マジックという幻想を通してしか他人と旨く関わることが出来ない、自分自身の存在に対しても不安を抱きます。たとえ、まやかしであったとしても、優しさからでた行為で誰かを救うことが出来たならば、それが魔法となるという須川君の想いは、マジックを嗜む作者だから語れる言葉だと思いました。 本作は、小説の中でしか味わえない様な須川君と酉乃さんの甘酸っぱいクリスマスの場面で終わっています。読んでいる方が恥ずかしくなる可愛らしいエンディングですが、最後に酉乃さんに普通の女の子としての願いを叶えてくれた作者には好印象を持っています。 「現実にはありえない」、「都合が良すぎる」などと言わずに、タイトルが示すような童話だと思って、素直にポチ君の気持ちになって読めば楽しく読める可愛い小説だと思います。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
早く続きが読みたい!,
By
レビュー対象商品: 午前零時のサンドリヨン (単行本)
全選考委員が「うまい」と評した第十九回鮎川哲也賞受賞作。
読んでみてなるほどなと思いました。 すべての謎が解明されたわけではないので、次のお話が楽しみです。 酉乃初の名前を見て思ったんですが、名前の由来はニュートリノなんでしょうね。 物語の中で、おニューと呼ばれているくらいですから。 なんにしても、続きが早く読みたいです!!
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ミステリはおまけ,
By
レビュー対象商品: 午前零時のサンドリヨン (単行本)
これは純粋な恋愛小説です。
主人公がヒロインに恋をする。ただそれだけの物語です。 ミステリ部分なんて、奥手な主人公がヒロインと話す口実に仕方なく持ち出しているだけで、この物語では味付け程度の役割しか担っていません。 ミステリの分類としては日常の謎です。 鮎川哲也賞の中でも気負うことなく読める作品だと思います。 ただ、完成度は恐ろしく高い。 読み終えた後、思わずトライアンフを練習してしまうくらいに。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|