このネタでこの著者で面白くないわけがないと思い購入しましたが、全く期待を裏切らない本でした。
明治末期、「千里眼」を持つとか「念写」ができるという人が現れ、マスコミが取り上げる騒ぎとなる。そして、アカデミズムがそれに対して公開実験を行うと。
その時に、アカデミズムやマスコミが「千里眼」に対して果たした役割を見、また、この21世紀に「霊能者」たちにマスコミが与えている機能を考えた時、このことは決して過去のことではなく、今も現実に行われていると思うべきだと思いました。まるで現在の写し絵を見ているようでした。
いわゆる似非科学とアカデミズムの問題に関しては、「常温核融合スキャンダル―迷走科学の顛末 」を併読することをお勧めします。