『新世界』に発売当時5冊連続でつきあって「どこがどうだよ…」と疲労困憊、長野まゆみからしばらく離れていましたが、
最近またひょんなきっかけで読むようになり、たまたま『千年王子』に行き当たって
「あっ、しまった、むしろこっちが私の期待していた流れだったのか…」と…。
最後近くのあれは泣くところなのかひきつるところなのか「まあたもう、長野さんのイケズ!」と憤慨するところなのか読者の個人差だと思いますが、…あの根底の物語は、たぶん美しいといって差し支えないと思います。
性差がSF的設定なので、(トランスセックスどころのハナシではなくて…ここまでひっくりかえすのは…もう月面宙返りというかトカチェフというか…ヤオイ同人誌で男子同士で結婚して子供が生まれるのはよくありますがハードカバーの商業本だからやっぱりSFとしかいいようがない)そういうのが好きな方にも偏見がある方にもオススメです。
「ここまでやるか!」と感動するかあきれるかおそらくどちらかでしょう。
『テレヴィジョン・シティ』『千年王子』『カルトローレ』の順で読むと、ニヤリだと思います。(もしかしたら、間にまだ何冊かあるかもしれないですねえ、私の読んでないのが。)