映画「千年女優」を観た人ならば解るだろうが、この本の題材の映画は一度観ただけでは全てを理解できない程の、多くの附箋や意味付けなどがある。
私はこの作品を一度観た時点で随所にちりばめられた制作者の思惑に気付いたつもりだったが、この本を読まなければ気付かなかった事が半分近くあった。それほどに、この作品は奥が深い。濃密だ。
この本は、制作者達のインタビューから、この作品に込められた多くの思惑が垣間見える。が、決して全てのネタばらしをしているわけではない。この本は、より映画「千年女優」を楽しむ為のバイブルなのだ。
ただし、評価の「星4つ」という理由は「値段」だ。他のムック本と比べても少々値段が張るのではないか?と思う。「千年女優画報」を購入した私に取っては、2月に発売される「千年女優DVD初回限定コレクションBOX」(だったかな?)に同封されている「千年女優読本(約500ページ)」なるものがどれだけの物なのかが気になるところである。