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千姫様 (角川文庫)
 
 

千姫様 (角川文庫) [文庫]

平岩 弓枝
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

動乱の戦国時代に生を享け、数奇な運命に翻弄されながらも、徳川揺籃期の後見として天寿を全うした千姫。花のごとく--千姫の情熱にあふれる生涯を描く、長編時代小説。(伊東昌輝)

内容(「BOOK」データベースより)

江戸幕府の始祖・徳川家康の継嗣・秀忠と浅井長政の娘・江与の間に生まれた千姫は、政略により幼くして豊臣秀頼に嫁いだ。しかし18の春、ついに家康は大坂城に総攻撃をかけ、千姫は速水甲斐守の娘・三帆とともに逃れた。千姫の第2の人生の始まりであった―。動乱の戦国時代に生を享け、数奇な運命に翻弄されながらも、徳川揺籃期の後見として天寿を全うした千姫の情熱にあふれる生涯を描く、長編時代小説。

登録情報

  • 文庫: 321ページ
  • 出版社: 角川書店 (1992/12)
  • ISBN-10: 4041630142
  • ISBN-13: 978-4041630143
  • 発売日: 1992/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 231,035位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 竪絽
形式:文庫
高貴な家柄の女子は自分の意志とは関係なく政の駒のように嫁がされます。
千姫様は浅井長政と織田信長の妹・お市の方の間に生まれた有名な3人娘の末っ子であるお江与の方と徳川2代将軍秀忠の間に生まれた姫君です。
最初は豊臣秀頼に嫁ぎますが、祖父(家康)父(秀忠)の手で豊臣家は滅ぼされ千姫は徳川に戻ります。

私の中の千姫は「悲しい運命の姫」というイメージでした。
この本を読みもし、この話が本当だったら千姫は女としてこの時代に得ることが容易ではなかった「恋」を知り、その方の元へ嫁ぐことができ幸せだったろうと感じました。(その後も悲しいことは起こるのだが)
家康の好々爺やぶりや、家光の姉(千姫)への愛の書き方も良かったです。

安心して読める、どちらかというと!女の人におすすめの本です。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By maysuke
形式:単行本
7歳で嫁いだ豊臣秀頼と義母・淀君と大阪城落城で死に別れ、その後本多忠刻に嫁ぎ幸せな生活を送るも夫と30歳で死別。江戸城に戻り、落飾して天寿院と号し、3代将軍家光のよき相談相手となり、また家光嫡男の養母となり、徳川一門に頼られて余生を意義深く過ごすその人生は、宮尾登美子氏の「天障院篤姫」の人生とも重なります。「篤姫」と違うのは、三帆という架空の女性を設定することで、男女の心の機微、人の縁の妙が織り交ぜて書かれていることで、この点は平岩氏の代表作「御宿かわせみ」に通じるものがあります。テンポよくストーリーを展開し、男女の関係にハラハラさせられ、ぐいぐいと作品に惹き込む作者の力量はさすが。最後にある千姫の言葉「あまりにも長く生きすぎました。よいこともみれば、悪しきこともみねばなりません」が、この一冊の中身を集約しているように思います。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫
女流作家が歴史物を書く場合、例外なく女性が主人公になる。本作もその例に漏れず千姫がヒロインである。しかし、千姫ほどの有名人になると作者独自の解釈を入れるのは難しい。その生涯が記録に残っているからである。しかし、作者は架空のお付のもの三帆を登場させ、千姫の描写に幅を持たせている。

千姫は家康の策略で秀吉の遺児秀頼の所へ嫁ぐ。しかし、家康は大坂城攻めを決行する。だが、家康の事、千姫は三帆と共に助け出される。ここからが千姫の第二の人生だが、"おふく"との係りあいなどを通じ、徳川家の揺籃時代を裏側から支える役目を果たす。秀頼脱出説なども採り上げるが、言い古された説なので目新しさはない。それよりも、千姫を中心とした女性達の木目細やかな描写が本作の持ち味であろう。また、文章が平易なので親しみ易い点が特徴である。

千姫という波乱に富んだ人生を送った女性を中心に、徳川揺籃期の女性達の人間模様を平易に描いた作品。
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