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十字架 (100周年書き下ろし)
 
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十字架 (100周年書き下ろし) [単行本]

重松 清
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

第44回(2010年) 吉川英治文学賞受賞

内容紹介

「十字架が立っているのは、僕が書いてきた物語の丘だ」(重松氏)

あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。

背負った重荷をどう受け止めればよいのだろう。
悩み、迷い、傷つきながら手探りで進んだ二十年間の物語。

中学二年でいじめを苦に自殺したあいつ。遺書には四人の同級生の名前が書かれていた。
遺書で<親友>と名指しをされた僕と、<ごめんなさい>と謝られた彼女。
進学して世界が広がり、新しい思い出が増えても、あいつの影が消え去ることはなかった。

大学を卒業して、就職をして、結婚をした。息子が生まれて、父親になった。
「どんなふうに、きみはおとなになったんだ。教えてくれ」
あいつの自殺から二十年、僕たちをけっしてゆるさず、ずっと遠いままだった、
“あのひと”との約束を僕はもうすぐ果たす――。

人気作家が大きな覚悟をもって書き切った最高傑作!
【講談社100周年書き下ろし作品】

登録情報

  • 単行本: 322ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/12/15)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4062159392
  • ISBN-13: 978-4062159395
  • 発売日: 2009/12/15
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
重松清さんの著作を読むのは「流星ワゴン」に続き2作目です。
前作同様、タイトルと帯に惹かれて、本作を手に取りました。

この作品の内容を一言で表現すると、「いじめを苦に自殺をした一人の少年」の周囲にいた人々(または、強制的に関わりをもたせられた人々)が、どのように死と生を背負っていくのかを、丁寧な心理描写で綴る物語、です。

本作を、暗いとか、重いとか、感じる方もいらっしゃるだろうと思いますが、私にとっては、生き続けてゆく人々の姿を、夢や希望で塗り込めて虚像にするのではなく、水平の目線で真摯に愛情を込めて描いた良作だと思えました。
また、最終的には、読み手が前向きに生きてゆく力を得られるように、配慮されている作品だとも思えました。

網のような人間関係のなかに、ぽっかりと空いた穴は、決して埋められることはないのだという事実を、改めて思いました。

小説を読んで涙することは時々ありますが、嗚咽が漏れて最後のページを閉じられなかった作品は、本作が初めてでした。

初めてレビューを書く気持ちにさせられた作品でもありました。
10代前半の頃に、読んでみたかったとも、思いました。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By K
形式:単行本
作家がどうしても書きたかったテーマを得た時、
それが重く厳しいものであっても、読者は、
引きずりこまれるように、小説の深淵へおちてゆきます。
中断出来ずに一気に読みました。

読み進めていくうち『ナイフ』や『エイジ』を書いていた頃の
重松さんが戻ってきた!と思いました。
作家自身が、泣きながら、憤りながら書いたのではないか、
という場面がいくつかあり、心を揺さぶられます。

しかし、重いテーマのみで終わらないのは
最終章に進む過程で、心の中に、美しい緑の森と
抜けるような青空と、なだらかな丘に建つ十字架の輝きが
心象風景として生まれてくること。

その風景がこの作品の‘許し’と‘救い’を読み手に伝えてきます。
自死した少年への祈りとともに。
子を持つ親として、登場人物の懊悩は他人ごとではないですが、
重松ファンであってもなくても一読して損はない作品です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 いじめにより一人の中学生が自ら命を絶った。物語は残された家族・クラスメートたちの葛藤を静かに描いていく。大きな物語上の起伏はあまりないかもしれないが、それでも読者を引き込んでいく作者の力量には感嘆せざるをえない。作品内のある人物が語る、記憶を波に例える表現は感心し、納得した。忘れたと思っていても、ふとしたきっかけで、突然それは胸に迫ってくる。波に満ち引きがあるように、人の記憶にも満ち引きがあるのだ。
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子供に読ませるべき
 いじめは、いけないことですよ。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: misa
十字架
この物語では、そうともいえないのですが、
たとえ自分でもどうしようもなかったことでも、... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: スズメいか
日本的な十字架理解として、ハッとさせられた!
自殺。しかも、いじめによる自殺を取り上げた作品としては、秀逸なものだと思います。取り分け、誰をも恨むことができないけれど、余りの悲しみの中で、好対照な出し方をする... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: 大丈夫
ずっと読みたかったので衝動買い
実は発売当初から読みたかったのですが、古本になるまで待ってました。
しかしどうにも古本市場に出ないので、待ちくたびれて新刊で買いました。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: RUMOIG
「ナイフ」の言葉と「十字架」の言葉
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投稿日: 2010/4/17 投稿者: コーキ
子を思う親の気持ちが全編に流れる⇒泣けます
個人と社会のあり方を考えさせられ、かつ自分が未熟だったが故に
失敗が多い青春時代思い出し、胸がキューンとする内容で、... 続きを読む
投稿日: 2010/4/1 投稿者: ミスミに入りたい!
正直言ってストンと落ちてこなかった…
重松作品は結構読みましたが、今回の作品はストンと落ちてこなかったです。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/13 投稿者: ばんりまま
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