落語は聞くものだけではないですね。枝雀の表情、目配り、手の振りあげ・振りまわし、、、、、見せる話芸、見て楽しい聞いて楽しい。
『代書』は、一人二役(当然、落語は何役でもですが)の凄いやりとり(掛け合い)は圧巻。「儲かった日も代書屋の同じ顔」とひとこと言えば、インテリで、あまり感情を表に出さない仕事をする人の話。「ギレキショー(履歴書)を書いてもらえますやろか」と頼みにくる、とぼけて、時に大笑いする「留」さんに、対する生真面目で笑わない「代書屋さん」。この対照的な二人を瞬時に切り替える姿は、スゴイ切れ味を感じる。これだけでも必見・必笑です。
『親子酒』は、本当に酔っているように、つぶれていき、舞台で額(ひたい)を床につけて寝てしまう姿に爆笑。映像ならではの、見せる落語の真骨頂です。
『蛇含草』では、熱〜い餅をいくつも食べるシーン。真に迫る、本当に食べているかのよう。
まだまだあるけど、書ききれません。
枝雀落語はストーリーと話芸だけではなく、寄席で生で「見る」のがいいのでしょうが、、、、しかし現代の技術で、何年も前の枝雀が甦り、生で見ているようです。このDVD BOXは、タイムスリップして、いつでもナマ芸を見ることができます。
仕事で疲れたら、笑いを求めたければ、枝雀を見よう。慣れてくると、舞台に出てきた顔を見ただけで笑えますよ。(失礼かな。枝雀さん、ゴメンナサイ)