人間研究の宝庫といわれ、何百年にもわたって多くの人々に読み継がれてきた絢爛たる中国歴史絵巻『十八史略』――本書は、東洋学の泰斗として世人の敬愛を集めた著者が、深みと風格のある解説で『十八史略』の妙味を語り明かした講話録である。
「鼓腹撃壌」(帝尭陶唐氏)、「一饋に十たび起つ」(夏・禹王)、「酒池肉林」(殷・紂王)、「暴を以て暴に易う」(周・武王)、「臥薪嘗胆」(呉王の夫差)、「誰か烏の雌雄を知らん」(孔子の孫・子思)、「鶏口となるとも、牛後となることなかれ」(蘇秦)、「三年飛ばず鳴かず」(楚の荘王)、「先ず隗より始めよ」(燕の昭王)……など、三皇五帝・三代の治から、孔子や孟子、老子の思想、戦国時代の英傑が残した故事格言までを取り上げながら、中国古賢・先哲の知恵をいかに現代に活かすかを説き明かしていく。
混迷の続く現代を強く、たくましく生き抜く方途を開示した「人生の指南書」。
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
漸く読み終わった!,
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レビュー対象商品: 十八史略(上) 激動に生きる 強さの活学 (PHP文庫) (文庫)
上下二巻、十八史略の更に略篇で、安岡先生の解説入りとは言え、中国史にそれ程見識がない私としては読むのにかなり時間が掛かった。十八史略は、ずばり、中国の歴史を書き連ねた本であり、三皇五帝と言われるほとんど神話の時代から始まり、宋が滅びるところで終わる。と言うことは、その間の、孔子、孟子、始皇帝、三国志等々は記述があり、二千七百十五人の登場人物だと言う。 それぞれがその時々でどういう行動をし、どういう考えをしていたのか、と言うのがこの本の面白さなのであろう。が、その背景をそれぞれ咀嚼するのがなかなか大変である。 読むと、非常に馴染み深い言葉が目白押しで、それはそれでへぇーここに使われていたのか、とトリビア的なところもある。 一度読むのに越したことはないが、かなり疲れます。 序章で安岡先生による東洋思想の基本概念についての解説があり、その中で、「道」、「徳」、「功」、「力」、陰陽五行説、宗教と道徳等、について触れている。これがまた面白い。
17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
人間学の本,
By kiyonk (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 十八史略(上) 激動に生きる 強さの活学 (PHP文庫) (文庫)
十八史略は歴史小説として発売されている他の書籍は駆け足過ぎて面白みが少ないのですが、この本は、人間学に視点をあてた、碩学安岡氏の講演をもとに書かれたもので、東洋思想を人物表現の中に彷彿とさせる、氏らしい重みのある仕上がりとなっている。
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