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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単行本で買えばよかった と思えるほどおもしろい!,
By カスタマー
レビュー対象商品: 十八の夏 (双葉文庫) (文庫)
以前から興味はあったが、この度の文庫化につき早速購入し読みました。4つの短編からなるこの本の共通テーマは『そのうちいいこともあるさ』 4篇の構成は、標題作が初々しい青春小説ミステリー、「イノセント・デイズ」がサスペンス系ミステリー、他2編がちょっとしたの勘違いから生じる日常ミステリー、といった具合のもので、それぞれに季節の花がちょっとしたアイテムになっている。 奇怪なトリックで煙に巻く種のミステリーではないため、最後に強烈な印象こそ受けなかったが、自然な展開に盛り込まれた伏線、少しずつ登場人物の動機を明かしていく過程は、食事も喉を通らないこと請け合い。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
描写が綺麗,
By
レビュー対象商品: 十八の夏 (双葉文庫) (文庫)
全体的に柔らかい空気が流れていた。特に「十八の夏」の冒頭がとても綺麗で 読んでいて懐かしい気分にさせられた。 ミステリー・・・と言うよりも内容自体は 少しシリアスな話は「イノセント・デイズ」だろう。 読んでいて心が少し優しくなれる話ばかりです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
やさしさ,
By あべまりあ (新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 十八の夏 (双葉文庫) (文庫)
推理小説の短編部門で受賞した作品ほか4編が収められているが,謎解きの興味やサスペンスで読者を引っ張るのではない。コロコロゆっくりと展開する物語そのものが,とても読んでいて心地よい。作者が人の心を,そして言葉を大事にしているのがよくわかる。 加納朋子さんの作品世界にも似ているが,あちらがファンタジックな世界のなかに苦み混じりの現実の美しさを描くとしたら,こちらは現実のなかにファンタジックな交流を描いているという感じがする。 人の心の機敏を巧みに描くが,雰囲気としてのユーモアに包まれていて,しかも人情の世界にとどまることなく,天のくにというか,超越的なものへの志向性も,どこかにひそめもっている気がする。 とくに「ささやかな奇跡」は大好きになった。小説を読む喜びをあらためて感じさせてくれる作品集だった。
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