この本は雑誌に掲載された対談をまとめて本にしたものですが、
江國香織テイストが滲み出ていて面白いんです。
普通の対談という形式をとっておらず、インタビューをする側、
される側という分け方をしています。
だから、文章自体も対談の会話を羅列するのではなく、
「インタビュー集」という形になっている本です。
そのためか、どこかインタビューをした人についての短編集
を読んでいる気にさえなってしまいます。
インタビューも男性に限定されていたり、タイトルにもあるように
「15歳」という年齢にこだわっていたりと会話の焦点も一風変わって
いるのが印象的です。
それに加えてインタビュイーの男性たちの選択もおもしろい。
この本では、様々な男性が登場しています。
大仁田厚、春風亭小朝、大島渚、谷川俊太郎、おすぎなど
職業も性格も統一性に欠けるメンバーがでてくるのです。
そして、その人その人の15歳というのがあって、現在に至るまでの
過程がみえてくる。
それだけではなく、読んでいると、
ふと「自分はどうだったんだろう?」と考えてしまいます。
十五歳のときに、何を思っていたのか・・・。
何を考え日々を過ごしていたのだろうか・・・。
そんなことを思い出させてくれる一冊です。