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十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯 (講談社文庫)
 
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十五万両の代償 十一代将軍家斉の生涯 (講談社文庫) [文庫]

佐藤 雅美
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

華美・豪奢にして
江戸時代の黄金期を
創出した未曾有の将軍

53人もの子を成し、「オットセイ将軍」とも呼ばれた
徳川家斉は、自由放任・放漫財政で好景気を演出した。
しかし自らの欲望が高じて生じた、幕府への大いなる代償とは。

「倹約はもう飽きた。贅沢をしたい。贅沢をして思いっきり羽根を伸ばしたい」
側近・水野忠成に命じて、世界経済史上類例のない
画期的な財政再建を行った徳川家斉。
好景気に沸く、爛熟した化政文化を演出しながらも、
自らの欲で、幕府は大きな代償を払うこととなる。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

寛政の改革から爛熟の化政文化へ―御三卿の一橋家から思いがけず将軍となり、五十三人もの子をなし、孝心篤く実父治済と自身に官位を望んだ家斉。政治の実権を握っていた松平定信を追い落とし、老中首座となった水野忠成とともに舵を切ったインフレ政策の先見性と思わぬ陥穽。目から鱗が落ちる歴史小説。

登録情報

  • 文庫: 624ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/12/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062768208
  • ISBN-13: 978-4062768207
  • 発売日: 2010/12/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kh生
形式:単行本
「十五万両の代償」という意味が終り近くでようやく分る。むしろ「家斉と三人の水野 幕末前史」が本書の内容をよく表すと思う。
田沼意次を土壇場で裏切った老中水野忠友、三千石の旗本家から忠友の養子となり、画期的な貨幣制度を導入して世の中を好景気に導いた老中水野忠成(タダアキラ)、そして天保の改革で世の中を不景気のどん底に陥れた老中水野忠邦。個性的な三人に焦点があたる。そして将軍家斉など徳川家の群像が絡み合って、半世紀の出来事を綴る。まさに「歴史は人が作る」を納得させる小説、というよりむしろ歴史エッセイだ。
仙石騒動といわれたお家騒動と薩摩藩の密貿易との入組んだつながりが目の前に種明しされる。忠成の評価はもっと高くて良い。かつてプラスイメージで語られた松平定信の狭量さ、偏屈、水戸斉昭という大馬鹿者による歴史のゆがみなども是非読んで貰いたい。だからタイトルはもう少し工夫すべきだった。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By SaKz
形式:単行本
江戸時代中後期のお殿様は「雇われ社長」のような存在になっており、
家臣は藩の安泰と困窮する藩財政への援助を期待して、祖先伝来の血統にこだわることなく
寧ろ積極的に将軍家の養子縁組を受け入れていた。

極端な例として一橋家の血筋が一時期(水戸家を除く)御三家御三卿を独占し、
徳川幕府は「一橋王朝」と言えるような状態になっていた…という事実をひとつ取っても、
今までの歴史観が覆されるようなインパクトのある内容。
タバコを失敬しているところを明治天皇に見咎められ「血は争えぬな」と冷やかされた蜂須賀公にしても
実は徳川の養子の系統で、盗賊をしていた蜂須賀の血は入っていなかった、というのも皮肉である。

寛政の改革と松平定信にしても私怨に近いような事情が浮かび上がってくる。
政権の長期化によって退廃して官僚体質の蔓延した幕府の有り様がまざまざと描写され、
どうしても現代の官僚体質と照合してしまう。

大河ドラマ「篤姫」の少し前の、薩摩藩と幕府の腹の探りあいのようなドロドロした関係も描かれている。

文章は読みやすいが、話題が多岐にわたるため時系列が前後して話の流れがたまに切れるのが惜しい。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ストーリー展開にグイグイ引き付けられて読み進めて行ったのですが、後半突然、面白みが失速し読み続けられなくなり、何とかページを飛ばし飛ばし読了しました。書棚に残すべきか否か迷う本です。
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