2000年にエニックスから出た単行本の文庫化。
『エロティシズム12幻想』と『血の12幻想』との三部作。
本書には、小中千昭、飯野文彦、早見裕司、高瀬美恵、我孫子武丸、図子慧、島村洋子、加門七海、森奈津子、飯田雪子、太田忠司、津原泰水の12人の作品が収められている。
また、現代日本でもっとも有名な占星術師である鏡リュウジが星座ごとの解説を加えている。
12の星座に生を受けた作家が、自分と同じ星座の女性を主人公にした短篇を提供している。ホラーっぽいものが多い。恋愛にからめて書かれた物語がほとんどで、異様な恐さがある。
あまり優れた本ではないと思う。正直、これは面白いという作品が見当たらなかった。あまり星座ともからんでこないし、企画としては失敗なのでは。