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十二夜 (岩波文庫)
 
 

十二夜 (岩波文庫) [文庫]

シェイクスピア , SHAKESPEARE , 小津 次郎
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商品の説明

内容説明

The Oxford School Shakespeare has become the preferred introduction to the literary legacy of the greatest playwright in the English language. This exclusive collection of the Bard's best works has been designed specifically for readers new to Shakespeare's rich literary legacy. Each play is presented complete and unabridged, in large print. Every book is well illustrated, and starts with a commentary and character summary. Scene synopses and character summaries clarify confusing plots, while incisive essays explore the historical context and Shakespeare's sources. Each book ends with a complete list of Shakespeare's plays and a brief chronology of the Bard's life. The detailed explanatory notes are written clearly and positioned right next to the text--no more squinting at microscopic footnotes or flipping pages back and forth in search of endnotes!
The new edition of the series features new covers and new illustrations, including both new drawings and photos from recent productions of Shakespeare's plays around the globe. In addition, the notes and the introductory material have been completely revised in line with new research and in order to make them clearer and more accessible. Finally, the entire text has been redesigned and reset to enhance readability. The new edition achieves the feat of unprecedented clarity of presentation without any cuts to the original text or the detailed explanations. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

双生児の兄妹を中心に「人違い」の面白さをうち出したこの喜劇には、初期の喜劇に見られる粗野は影をひそめ、しかも創作力の衰退を感じさせる晩年の諸作とちがって瑞々しい生気が満ちあふれている。いつの時代どこの国でも素直に受け入れられる、シェイクスピア(1564‐1616)最高の喜劇。上演台本として入念に仕上げられた翻訳である。

登録情報

  • 文庫: 173ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1960/3/25)
  • ISBN-10: 400322048X
  • ISBN-13: 978-4003220481
  • 発売日: 1960/3/25
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
シェイクスピア劇に登場する道化には二つのタイプがある。愚かで皆に笑われる道化と、王侯貴族に仕える、機知に富み歌に巧みな宮廷の道化のふたつ。後者は普通「賢い道化」と呼ばれる。宮廷人に向かって無礼を口にしても許される特権があり、職業的なユーモアリストで、現在のコメディアンに相当するのだろう。「十二夜」のフェステはこの代表的な道化。ーー上手に人を笑わせるためには、時と場所を心得ていなければならない。賢い道化であるためには、人並み優れた観察力が必要だろう。

この道化の人間性に鋭く食い込む人物がいる。男装のヒロイン、ヴァイオラだ。彼女は幕が降りる直前まで自分が女であることを隠している。だが、男装しているからこそ見えてくるものがある。男として語らなければならな!!いからこそ、どうしても頭をもたげてくる自分の中の女に気づいてしまう。

音楽を催促する公爵の言葉で幕が開き、フェステのうたう陽気な歌で幕を下ろす。シェイクスピア喜劇の代表作として、この「十二夜」を挙げる人は多い。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
他の多くのシェイクスピアの喜劇と同じように、この劇でも女性が男装し、逆説的だが本来の自分を出せることになる。従順で控えめな女性ヴァイオラは男装したことにより本来彼女の持っている機知を発揮できることになる。逆境に耐えつつ健気に道を切り開くヴァイオラの姿はとても美しい。シェイクスピアの喜劇の中でも特におすすめ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
☆3/3(もっと早く出会いたかった!おもしろかった)

人違いを用いた、シェイクスピアの最も人気ある喜劇作品の一つです。
なによりどの人物も生き生きと描かれ、実際の劇を見なくてもその辺にいそうな人物として容易に想像できる者たちが、
この割と短めの5幕からはみでるかとばかりに面白おかしく大暴れしてくれます。
特に自分のはまった笑いのツボは、前半のオリヴィアの変化の早さ、そしてやはりマルヴォーリオの手紙の場面でした。

また、悲劇創作への移行期にあって一筋の哀愁も流れています。

ところでこれは喜劇の台本作品ですが、不慣れな方が楽しむには常にこれが劇であることを想像すること以上に前提としなければならないことがあります。

それは<国民性>で、やはり日本人と、この作品の生まれた英国の人々の<笑い>は違います。
雑にいってしまえば、一つには英語の言語そのものにあらわれているような<論理性>が全ての根底にあって、どう論理がつながり破綻するのかにたえず注目しなければ何が面白いのかわからず、
またこの作品の最高の脇役の一人である、<フール(道化、おばかさん)・フェステ>の台詞に紡がれる、超難解論理的天才的言葉遊戯がさっぱりわけわからず楽しめないでしょう。

それを解決するひとつ有効な手段は、ちょっとでも「ハテナ??」と思ったら訳者註(本当は詳しい註付きの原書がベスト)を一回一回参照することです。

最初は面倒かもしれませんが、人生や人間を探求したい人は、シェイクスピア作品にその手間を掛ける以上のものをきっと見いだせるでしょう。
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