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十二人の手紙 (中公文庫)
 
 

十二人の手紙 (中公文庫) [文庫]

井上 ひさし
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 740 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

キャバレーのホステスになった修道女の身も心もボロボロの手紙、上京して主人の毒牙にかかった家出少女が弟に送る手紙など、手紙だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの人生ドラマ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井上 ひさし
1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 302ページ
  • 出版社: 中央公論新社; 改版 (2009/01)
  • ISBN-10: 4122051037
  • ISBN-13: 978-4122051034
  • 発売日: 2009/01
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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By ヤキソバ 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー
形式:文庫
手紙形式の短編集であるが、それぞれが、手紙独特の味わいを、十二分に醸し出す。

多くは人生の悲哀を描き、また数作は、どんでん返しのある意外性のある作品となっている。

ただ、どれも、人生の重みを強く感じる内容だ。

この作品が発刊されたのは1980年。

当時は、長文の手紙は日常的で、意思疎通の重要な手段だった。

ところが、今は手紙が書かれる事が少なくなり、メールが幅をきかせている。

もしこれが、絵文字満載のメールだと、軽薄だろうな、と想像したりする。

この事を考えると、手紙形式の本書は、一種の形式美を感じる。

「赤い手」に至っては、出生届、死亡届などの、公的文書ばかりから成っている。

内容は、手紙形式故に、読者の心を深くえぐる。

なぜなら、綺麗事では済まない、人生の悲哀を、ストレートに描いている。

いつまでも色褪せる事のない名作だ。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
連作書簡体小説とでも言うべきか、12人の、どちらかといえば貧しい、あるいは不幸な人々の手紙だけで構成された作で、最後にそのうち何人かの人生が交錯する。近ごろの直木賞受賞作などよりよほど面白い、といっては、それはこれを書いた時の井上は直木賞作家だったのだから当然ともいえようが、直木賞受賞作はせめてこれくらいのレベルのものを望みたい。概して直木賞は、こうしたトリッキーな作品に冷淡であるような気がする。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫
手紙で構成された短編集。
どの短編にも色々な種類の手紙が出てきます。
中には出生届・婚姻届・死亡届・・etc.など、
ほぼ役所の書類だけで構成されている短編もあります。
この短編を読んだときには、書類を並べるだけでも
人間の人生を描けるんだなと妙に感心しました。

そしてただの短編集と違い、井上さんはある仕掛けを設けています。

これは読んでからのお楽しみですね。
もう少し有名になっても良い作品だと個人的に思います。

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