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5つ星のうち 5.0
人生最高の1本!, 2010/8/26
レビュー対象商品: 十二人の怒れる男 [DVD] (DVD)
・・・とタイトルを書いてみましたが、まだそんな年でもありません^^A
しかし、確実にいままで見てきた作品の中で、最高の1本です。
高校生の頃、父に薦められるがままに見たこの作品ですが、
これ以上のものにまだ出会えていません。
この作品のスゴイところは、画面の向こう側の温度が伝わってくるということです。
広いとはいえない部屋の中で、12人の男たちが一人の少年の罪を議論します。
季節は夏。
扇風機もろくに効かない部屋で、男たちは暑さと戦いながらそれぞれの意見をぶつけあいます。
その「暑さ」と「熱さ」がこっちに伝わってくるんです。見てるこっちまで暑くなってしまうのです。
そんなちょっと暑苦しいドラマですが、最後はスッキリ爽快。
とても心地よい風が吹き抜けます。
陪審員制度の導入、リメイクや舞台化などで、最近また注目されているこの作品。
法廷モノが好きな方は必見。
そうでない方も、映画好きの方は是非見てください!
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
シンプルだが凄い, 2011/7/29
レビュー対象商品: 十二人の怒れる男 [DVD] (DVD)
この作品をひょんな事から知り、あちらこちらで最大級の評価を得ているので、そんなに良いのか?という事で早速見てみた。内容はご存知12人の陪審員によるやり取りで、エアコンも扇風機も効かない暑い部屋でこの12人によるディスカッション風景のみ、しかもモノクロ・・・と書くのは簡単だが、映画が始まった瞬間から画面に釘付けで、話がテンポ良く進むためもあり、あっと言う間にラストシーンを迎えてしまった。CGなどは勿論、カーチェイスも無ければラブシーンも無いどころか、女性さえ出てこない、華美な演出は一切無し、ただただ一室での12人の男達の大激論会があるのみ・・・なのだが、このような内容でここまで引き込まれる作品は初めてで、見ごたえのあるというか、短いながらもコクと切れのある秀作だ。設定がこれ以上無いという程シンプルな為、かえって内容が引き立つという良い見本のような作品だ。シンプルだが凄い、素晴らしい作品である。
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5つ星のうち 5.0
『裁かれているのは少年ではなく,彼ら自身なのだ!』アメリカの良心を描く,法廷劇,ディスカッションドラマ,社会派サスペンスの傑作!, 2010/10/12
レビュー対象商品: 十二人の怒れる男 [DVD] (DVD)
制作55年後の今も、映画化、演劇公演、翻案、リスペクトされ続ける名作。
元は1954年制作のTVドラマで、その映画化作品。
超有名な法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。
中学生のときに、自室の白黒テレビで「水曜ロードショー」(水野晴男氏の解説)で初めて観て、感動しました。
ヘンリー・フォンダが、アメリカの良心の代表として、善良な市民を演じています。
他の出演者も、いづれも芸達者ぞろいで、様々な人間のぶつかりあいを白熱した演技で表現。
激論、激昂した末にたどり着く結末。
男たちは、少年を通じて自分たちの価値観、偏見と闘いながら、自分たち自身を裁いているのだ!
3号と10号はこれくらい迫力がないといけない。
また、モノクロの映像がシンプルで力強く、俳優一人ひとりがエキサイトしたとき、見せ場のドアップがまた迫力あり。
エンドマークの後にも、一人ずつカーテンコールのように1番から順に映し出される。
最後のカット、討議する12人を俯瞰でとらえた画面に英語の文字というデザインがスタイリッシュで、余韻を残す。
テレビ放映時の日本語吹き替え音声が収録されいるのもポイント高し!
特典映像のオリジナル予告編も味がある。
その後、1997年にアメリカTVムービーでもリメイク(主演:ジャック・レモン、ジョージ・C・スコット、監督:ウィリアム・フリードキン!)、2007年には、ロシア版の映画まで作られました。
戯曲は、国内でも何度も上演されており、本作に着想を得て、三谷幸喜により日本ならどうなるかという「12人の優しい日本人」も舞台、映画で作られました。
この作品が、これだけ長い間愛され続けるのも、普遍的なテーマとシナリオの素晴らしさからでしょう。