特殊な能力のせいで人と接するのが苦手、話す言葉も最低限なら周囲から見たらよくわからない行動を突然始める。そんな探偵が主人公のお話です。
少し前に流行った探偵像では有るのですが、こういったタイプには必要なサポート役が側にいないので、兎に角話があっさりと進んで行く感が有ります。
重要人物達の事情聴取や触れ合いなんかも主人公の性格の為、ほとんど有りません。それどころか話を聞いた、で終わりだったりします…主人公の過去の話より、そういう話の方が重要だと思うんですけれど…。
個人的にはそういう細かなやり取りをもう少し重要視して欲しかったです。
ですから人が死んでも、全く思い入れのないままにそう言う名前の人物が死にました、と言う結果が残るだけで正直、フーンって感じになってしまいました。
ただ本当にオカルトのみで推理して行くというのは面白いと思いますし、シリーズ物として次作も出る様なら人物描写を重視して貰えれば期待したいです。
主人公がもう少し好感の持てる性格だったらずっと面白い作品だったろうに、そこが残念ですね。