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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
権力闘争の背景への突込みが不足,
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レビュー対象商品: 十一代目團十郎と六代目歌右衛門―悲劇の「神」と孤高の「女帝」 (幻冬舎新書) (新書)
筆者も記述されているように、事実関係を丹念に調べ、それに基づいた論が展開されており、納得性もあり、面白い内容です。ただ、時代を代表する役者の覇権争奪戦について書くためには、それぞれの芸に対する姿勢についてもっと掘り下げて考察する必要があると思います。両人とも覇権を握るのが目的ではなく、自分の目指す芸を歌舞伎の本道として位置づけるために行動したのでしょう。 小生は十一代目團十郎の芸を直接見たことはありませんが、歌右衛門については最晩年ですが、その芸の極みを実感した経験があります。あの境地には、一番の根本に自分が目指す芸への求道がないと達しないと確信しています。新書版ですので、これぐらいの掘り下げ方にしかならないのでしょうが、ちょっと考察が足りないと思います。
24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
博引旁証だが,
By nami (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 十一代目團十郎と六代目歌右衛門―悲劇の「神」と孤高の「女帝」 (幻冬舎新書) (新書)
ともかくいろいろな本を読み、99%が親戚ともいわれる歌舞伎の世界の複雑な人間関係を熟知して書いたことはわかります。その意味で力作。 しかし筆者には「歌舞伎を上演する人々を支配する権力構造」に対する 興味があっても、歌舞伎という演劇そのものに対する関心、すこし 言い過ぎかもしれませんが、愛があまりないように、私には感じられました。 そのため星2つです。
13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
良く書いた!でも・・,
By オランダ "ヤン" (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 十一代目團十郎と六代目歌右衛門―悲劇の「神」と孤高の「女帝」 (幻冬舎新書) (新書)
昭和歌舞伎の残り香が、未だ濃厚に立ち込める現・歌舞伎座。その歌舞伎座を舞台に活躍した、戦後の歌舞伎界を代表する2大スターのタブーを描いたこと、特に歌右衛門に関しては全面的に肯定するような“梨園記事”ばっかりの中「良くぞ書いてくれた!」という声、実はとても多いと思う。 (2大スターが共にその名跡の直系ではないことなど、知ってはいるけれど中々活字に書きにくい) 欲を言えば、何故大成駒が晩年あそこまで巨大な権力を握ったのか・・ あと一歩踏み込んだ表現や内容を書いてくれ、そしてそれらを踏まえたうえで、現在の松竹主体の歌舞伎興行について筆者ナリの考察や展望があれば、読み物としてもっと値打ちのあるものになったし、歌舞伎座建て替えに関する議論が盛んな今、出版された意義があった。 でも読み物としては面白いので、芝居好きなら読んで頂いてもまぁまぁおススメです。
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