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医薬品メーカー 勝ち残りの競争戦略
 
 

医薬品メーカー 勝ち残りの競争戦略 [単行本]

伊藤 邦雄
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「2010年問題」という激震に直面する医薬品産業。
一方で、政府は医療費削減を目指して、後発医薬品(GE)を2012年までに数量ベースで30%にまで引き上げる目標を打ち出しています。
こうした風雲急を告げる環境変化のなか、医薬品メーカーは生き残り、そして勝ち残ることができるのか。
本書は、こうした問題を解明するために、医薬品産業を構成する国内外の多様なメーカーの「競争戦略」に焦点をあて、
この産業のダイナミックな競争構造と、各企業の戦略的行動を解明します。

内容(「BOOK」データベースより)

新たな戦いが始まった!主力薬の特許が一斉に切れる2010年問題、台頭するバイオ医薬、成長が見込まれる後発薬市場、グローバル・メガファーマとの戦い―。直面する競争構造の変化と、新薬・後発薬・市販薬メーカーの戦略転換の行方を探る。

登録情報

  • 単行本: 384ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/10/7)
  • ISBN-10: 4532316480
  • ISBN-13: 978-4532316488
  • 発売日: 2010/10/7
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 25,216位 (本のベストセラーを見る)
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41 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By cots
本書に付いて銘記(覚悟)しておくべきことは、(1)原稿の大部分は、編者である一橋大学教授(伊藤邦雄氏)のゼミに所属する学生による作成であると思われること(本書のはしがき及び謝辞には、本書がゼミ学生との「共同研究」(平成20年-22年)の産物である旨が明記されている)、(2)そもそも伊藤氏の専門は会計学・経営学であり、医療・製薬分野に関しては、全くの門外漢であること(医薬品メーカーに関しては、「日本的経営の問題」を探るためのケーススタディとして、たまたま取り上げられているに過ぎないのだという。これまた本書のはしがきに記されている)、の2点である。

むべなるかな、本書の内容はあらゆる意味において(本当に、あらゆる意味において)「稚拙」の一言に尽き、読み進めるのが極めて苦痛であった。また各章や節によって、担当した学生がバラバラであったとみえ、記述の重複や矛盾はもちろん、なかには著している者自身が理解不十分のままに記述されているとしか思えない部分も散見された。多数掲載されている図表に関しても、無知と不注意に起因すると思われる誤りや不適当が余りに多く見られた。まさに、出来の悪い学生のレポートを読まされているといった気分であった。

出版元が日本経済新聞社であること、同紙の書評欄で好評されていたことから信頼して購入したものであったが、何のことはない、それまで付き合いのある大学教授に安易な出版を促した(少なくとも、許容した)だけだったようである。同新聞社(出版社)には猛省を求めるとともに、いちおう日本では一流に分類されうる大学における現在の教育と学生のレベルがこれほどお粗末なものであるのかと、暗澹たる気分になったことを付け加えておく。

医薬品業界の現状を取り合えず抑えておきたいという読者には、本書に多大な時間(約380ページ)とお金を投ずるよりは、「よくわかる○○業界」的なものの通読するほうが100倍有益であることを断言する(情報の正確性においても、また、勝手な思いつきや思い込みによる誤った解釈がなされていないという意味においても)。
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25 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
消費者は患者、購入意思決定者は医者、販売者は薬局・薬剤師、支払者は保険組合、値段を決定するのは政府。「顧客」を取り巻くこの環境だけをとっても特殊な製薬業界について、規制や流通構造等、ややもすれば退屈な説明文が延々と続きかねない内容に至るまで、非常に分かり易く整理されていることには感心した。

また、低分子薬からバイオロジックス(生物製剤)へのシフト、医療財政が促すジェネリックとOTCの台頭、先進国市場の成長鈍化に伴って増す新興国市場攻略の重要性等、大きな転換期にある医薬品業界の主要トレンドについても、要領よく押さえている。

これらを土台に、欧米メガ・ファーマと呼ばれる大手製薬会社から、日本の大手製薬会社、ジェネリックおよびOTCメーカーまで、各社を舵を切る方向性がまとめられている。一冊の本でここまで広くカバーしている故に分析の深さには限界を感じ得ないし、一部「?」な仮説・論理展開も無くはないが、全体的によくまとまっていると言えるのではないだろうか。

この「専門的になりすぎず分かりやすい」側面と「分析が浅い」側面は、おそらく学生が主体になっているであろうと推察される執筆事情の「裏表」だろう。本業に携わっている人には物足りないだろうが、金融やコンサルティング等のサービス業の立場から製薬業界に関わる人等が、業界の構造・トレンドを大掴みするのに役立つのでは。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書の結論は、こんな感じでしょうか。
多くのデータで話を進めてくれているので大変読みやすかった。
そのほか、ドラッグラグに関して、以下の指摘(データ)は大変興味深かった。
→日本の薬価制度は、欧米諸国のそれに比べて、新薬メーカーにとって厳しいものになっている。
→日本の治験費用の効率性は、例えばイギリスのそれに比べて、50倍低い。
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