ストレスと一言でいっても、ストレスがどうやって、どう悪いか?とういうことをクリアに説明できる医師はすくない。
むしろ「ストレスのせいですね」と玉虫色の言い訳くらいにストレスという言葉を使っていたりする。
心と体と表現した時、医学的には、心も脳神経の営みであり、ご存知のとおり、脳神経は全身の神経や臓器をネットワークされている。よって、ストレスに対しては副腎という内分泌器官を介して、全身的にストレスに適応しようとする。
たとえば、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)は朝に最も分泌される。なぜなら、起床もストレスなのだ。寝ている状態から立ち上がって活動することに耐えるように、血圧や血糖を維持するため毎朝分泌されている。
そう、ストレスには、適応するメカニズムが人体には備わっている。
しかし、震災以降、朝起きれられなくなる人が続出している。それは、すなわち「適応範囲を越えたストレス状態(ストレス不適応状態)」を意味し、本書は、Adrenal Fatigueの具体例、背景、判断方法、克服法を大変わかりやすく説明してある。
こころあたりのある方はもちろん、Adrenal Fatigueという概念に医学教育の中で触れる機会がなかった、前出のような医師の方にも是非呼んでいただきたい。
今日の日本において、多くの人々に手にとってもらいたい本である。