文庫本になって、よりハンディーで求めやすくなっている。
内容は一部改定されているが、著者の現代医学に対する警鐘は初版から9年たっていても新鮮である。
早期発見・早期治療や高度先端医療を唱って検査や医療技術が発展したようにみえても、救急医療以外の現代医療はほとんど人の健康増進や人類の進歩に寄与していない。
これからの医療の進むべき方向は、不安ビジネスや威嚇産業ではなく、楽しく癒される積極的な自然治療であろう。
そういう時代になれば、病気に興味があっても人間に興味がない医者は、検査機器や薬がない状況ではなにもできなくなり廃業せざるをえない。
患者自身もまやかしのエビデンスに騙されず、自分の感性で「おかしいな」と思った余分な治療や検査は自主的にすぐやめるべきである。