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そんな葛藤や悲しさを正視する勇気を与えてくれる本。
一般に痴呆に伴う介護はそれを行う側の方法論ばかりが先行しているようで、如何に効率的に介護を行うか、公的支援を利用するかのHow toものが多いが、本書はご母堂自身の手記を通じて痴呆を発症し自分が崩壊して行くことへの苦悩が書かれている。介護を受ける側もまた人間なのだ。
「医者の個人生活365日」や「午前3時の医者ものがたり」といったユーモアのある氏の作品を読んでいると、書かれた時期の背景に驚く。
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