医療現場の最前線で仕事を始めて7年。
幸い今のところ、医療訴訟に至るケースには遭遇していないが
医療に携わる以上、医療訴訟は常に念頭におくべきリスクである。
多くの医療従事者が医療訴訟のリスクに怯え
積極的な医療行為に臆病になってきている。
急性期病院から医師が少なくなっていく理由のひとつだろう。
最近、医療訴訟の全体像を分かりやすく捉えられる本がないかと
探していたが、本書はその決定版だろう。
とにかく分かりやすい。
「横浜市立大・患者取り違え事件」、「都立広尾病院・注射器取り違え事件」を
はじめ、重要な医療訴訟の事例が網羅されている。
すべての病院で本書に基づき定期的な勉強会を行い
医療安全の本質について考えることを提案する。
医療に携わる人は、必ず読んだ方がいい。
本書の内容を知らずして
医療のリスクマネジメントは語れないと断言できる。