表紙裏と背表紙裏に、「現在の実践型マニュアル」と「暴力行為等に対する対応マニュアル(旧版)」が載っています。現在のマニュアルは、「状況に応じて対応する」などの現場に判断させる内容がなく、「〜の場合は〜する」という形の、簡潔で非常にわかりやすいものです。このことからわかるように、時間をかけて練り上げられた、真に現場から発信された実践マニュアルです。
本文中、例えば、ICレコーダーの使用方法であれば、「『詳しくお話を聞かせて頂きますと』いいながら、その上でニコッとして、おもむろに首からさげているICレコーダーを机の上に置く」という方法が紹介されています。「笑顔がポイント」「許可を求めるのでなく宣言する」とあり、大変具体的かつ参考になる内容です。
最後にある事例集も豊富です。現場の先生方が滝川先生を中心に、警察の協力も得てロールプレイを繰り返すなど、大変な労力をかけて作成された貴重なマニュアルです。全ての医療機関にお勧めします。