「講座 医療経済・政策学」シリーズと「医療経済・政策学の視点と研究方法」は、現在の医療制度、医療政策、医療経済などの全分野を知り尽くした選りすぐりの著者により、網羅的に記述された、医療制度の集大成であり、今後の医療制度を改革を議論する上で最低限の知っておく必要がある知識や資料である。
医療行政に携わる者はもちろんのこと、医学や医療知識に長けた多くの医療関係者が、この分野を十分に理解したうえで、医療政策や医療制度の改革を討議することを切に願う。
多少難解かもしれないが、医療に関心のある患者・市民の方々にこそ、ぜひ読んでいただきたいシリーズであることはいうまでもない。
医学・医療・医療政策は、その目的として、人の健康と疾病の治療を同じくしているが、医学と医療がことなるように、医療と医療制度もことなる側面がある。多くの医療にかかわる関係者が、今後の在るべき医療制度を論じる際に、このシリーズに集められた基礎的な知識を踏まえて、医療制度改革論を論じるときに、真の日本の医療制度改革が実現するものと信じている。