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医療と法を考える―救急車と正義 (法学教室Library)
 
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医療と法を考える―救急車と正義 (法学教室Library) [単行本]

樋口 範雄
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「法学教室」の好評連載を単行本化。医療事故への刑事司法の介入や医療と個人情報保護法など現代社会で問題となっている事象をもとに“医療と法”のあり方を再考し,医療の法化現象を批判的に考察した意欲的テキスト。単行本化にあたり補章を追録。

内容(「BOOK」データベースより)

医師・患者関係、応召義務、医業独占、医療事故への司法の介入、医療と個人情報保護、救急車トリアージ―近時の重要なトピックについて「なぜ」そうなっているのかを問い直すことで、医療と法のあり方を再考する。

登録情報

  • 単行本: 236ページ
  • 出版社: 有斐閣 (2007/10/9)
  • ISBN-10: 4641125236
  • ISBN-13: 978-4641125230
  • 発売日: 2007/10/9
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By yastartrek VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書は、法学教室に連載されたものを中心に構成されており、初学者にもわかりやすいよう、ときにユーモアを交えながら、医療と法をめぐる諸問題を論じている。しかし、文章のよみやすさに反して、そこでの主張は非常に示唆に富み、奥が深い。
 
 本書の冒頭で医療と法はわかりあえないのかという疑問を投げかける著者の核心は、法は医療従事者に医療倫理を獲得するよう押し付けるべきではない、ということにあると思われる。すなわち、本来、医療従事者は、自ら獲得した医療倫理に従って医療(治療)に当たるべきであり、それにもかかわらず、ジレンマが生じたときにはじめて、法は一定の解答を提示して、医療従事者の医行為を(心理的にも)補助するにすぎないのである。本書では、このような観点から、現在の医療が抱える諸問題が「法的」観点から検討されると同時に、従来自明とされてきた医療問題に法が関わる根拠や限界などへの疑問も示されている。
 
 また、本書で示される著者の問題提起は、医療という特殊な問題を素材としながらも、法は個人や社会の利益のために何をすべきかという法そのもの存在意義・役割を問うことでもある。それゆえ、本書は、法学初学者やロースクール生にも一読をお勧めしたい。
 現在、医療をめぐっては、本書の副題にもなっている救急車と正義(トリアージ)の是非など、検討すべき課題が山積している。それゆえ、本書は、法との関係のみならず、医療問題を学ぶ際の入門書としても最適な良書といえよう。
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