医師と患者がともに最善の選択を探すためには何が必要かを真摯に考えた1冊。
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20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
面白く読める本ではありますが,
By 高原梢 (京都府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 医師アタマ 医師と患者はなぜすれ違うのか? (単行本)
医師(医学系研究者)たちが、医師と患者の間の齟齬は、双方が双方の思考パターンの差異に無自覚であるからだ、という基本的主張に立って、特に医師側のアタマ=思考論理構造を解剖した本です。抽象的思考に慣れた読者には、議論のしかたで論理の粗雑さが目立つかもしれませんが、そこが読みやすさにつながってもいて、面白く読める本です。確かに面白く読めるのですが、ひとことで言ってしまえば「医師の考えも一つの価値観、パースペクティヴであり、不偏不党の真理性はない」ということであって、これは当たり前でしょう。だから、この程度の思考パターンに医師たちが無自覚であるとすれば、ちょっとショックです。 それから、対象読者を誰に設定しているのでしょう。読んでもらいたいのは、医師なのでしょうか、一般読者なのでしょうか。というのは、わからない専門語や専門略語が当然のように用いられている一方、NOTEという用語解説コーナーが設けてあったりする。それがまた、なくてもいい解説だったりもする。 星3つが妥当と判断しました。
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
何かギクシャクした医療を風通しの良いものにしてくれる可能性を見つけることが出来る本,
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レビュー対象商品: 医師アタマ 医師と患者はなぜすれ違うのか? (単行本)
患者中心の医療と言われて久しいけれども、それを志せば志すほどかえってトラブルが噴出しているように思えてならない。多くの医師は決して私利私欲に走って医療に携わっているわけではないと思うし、昔ほどパターナリズムに凝り固まっているわけではないと思うのだが、それでも1人1人の患者により良い医療を行おうとすればするほど、何かギクシャクとしたものがあるように思える。それは一体何故なのか?という疑問に少し答えてくれているように思えるのがこの本だ。決して答がきちんと出ているわけではないけれども、いろいろ考えさせられることが多く、今後に役に立つのではないだろうか。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
話が通じない二人 医師の作られ方/患者の出来方,
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レビュー対象商品: 医師アタマ 医師と患者はなぜすれ違うのか? (単行本)
患者とのコミュニケーション不全にお悩みの医師の方、主治医が私のことを分ってくれないと憤慨される患者さん。そこには理由があります。本書は、「異文化コミュニケーションとしての患者―医師関係」を医師の側から描いた自省録或いは自省のノウハウ集、と言ってしまっては身もふたも無いが、近似値ではあろう。 医学教育・医師養成教育の鋳型に自己を適合させた医学生・医師が、臨床現場の現実の患者の前で戸惑い立ち竦む姿の背景には、「医師アタマ」があったのであろう。 原因が特定出来たのであるから、日本の医療の将来は明るいかも?
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