医療におけるコミュニケーションを学びたく思い購読した。
医者と患者が対話する医療は、ある種サービス業、もてなし的な要素を期待されることは多い。
アイコンタクトやスマイル、ジェスチャーなど個々の具体的なやり方は参考になった。
患者さんの満足度はそういった好感度に大きく左右されるのである。
しかし、こういった状況は治療の結論によっても大きく変わる。良くならない場合、
患者さんの望まない治療方針が最善である場合、著者が示すようなWin-Winの結論に至らない場合も
日常のように存在するだろうと思う。
医療の専門性は高まり、「高度専門医療」をどんな場所でももとめられる。
更に こういった著書により、上乗せして「パフォーマーであること」も求められるようになるのか。
パターナリズムは終わり、医師患者関係は対等であると言われ続けて久しいが、
どこか 救世主であったりヒーローであったりすることが未だに求められ続けている。
こういったダブルスタンダードの中で、医師の疲弊が更に進まないことを祈る。