本書は、生活習慣病の最大原因の「肥満」を解決したい男性を対象にする。不規則な生活、外食が多く、夜の付き合いも多い環境の中で、無理なく簡単に挫折せず痩せる指導書だ。まずWHO基準はBMI30以上、日本肥満学会基準はBMI25以上が肥満だが、肥満症の人は現体重の5%減、メタボとその予備軍の人は3〜6カ月で体重3kg減、腹囲3cm減を目標にする。本書内では徹底的にこの目標が随所に出てくる。そのポイントは食事療法と運動療法を併用すること。つまり食事の熱量KCalと食べ方に留意し、ひたすら歩くことだ。目標は週23エクササイズ、ウォーキングなら3メッツだから1時間を週5日と、週1回8メッツの運動で23はクリアーする。BMIが25〜27程度なら自分でダイエットが可能。BMI35以上の重症肥満者は専門医による肥満症の治療が必要だ。消費エネルギーが減少しているのに摂取エネルギーを減らさないから太るということだけ頭に入れて、歩くことに専念する。それだけのことだ。よく女性中心に行われる単品或いは偏食ダイエットは愚の骨頂だ。また排尿や下痢、水分を汗で出して減量できたと喜ぶのも愚かだ。単に体内の水分がなくなるだけで、体脂肪は全く減っていない。両親がともに肥満だと約80%の子がデブになり得る。特にその子の母親の好きな太りやすい食事、殆ど運動しない生活が危険だ。私の経験では、2009年4月の健康診断で医師から「本気でやせなさい」と強く言われた。171cm、80 kgだった。早速に福田正博著「糖尿病は腹やせで治せ!」を教科書に、食事に気をつけ酒を減らし運動に励み、体重等は毎日グラフにした。1ヶ月1kg減、腹囲1cm減を目標にした結果は2010年7月、15カ月で体重は71.0kg、体脂肪19.9、BMI24.3、血糖値、HbA1c、LDL、HDLその他全てが枠内に収まった。失明、壊疽、脳梗塞、心筋梗塞になりたくなければ、正当な方法で本気になった方がいい。