これを買ったのが95年か96年で、それ以来良く聴いています。阿部薫のCDのなかではこれが一番良く聴いているのかな。彼には珍しくソロではなくてデュオでの演奏です。阿部薫のアルト・サックスと吉沢元治のベースです。1975年の演奏です。初期のころのような吹きまくりではありませんが、結構よく吹いています。きれいなフレーズが多く、非常に美しい演奏です。吉沢のベースは阿部に寄り添っており、阿部の間を埋めたりしていて聴きやすさも持ち合わせています。
この美しさをみんながみんな楽しめるわけではないかもしれませんが、素直な心で聴けば日本人ならこの美しさは感じ取れるでしょう。個人的にすごく好きな一枚です。
76年や77年以外はすばらしい演奏のCDが多いんですが、残念ながら現在、阿部薫のCDは手に入りにくいものが多くなっています。「ラストデイト」や「彗星パルティータ」あたりはまだ手に入りやすいので、合わせて購入されることお勧めします。