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北緯四十三度の神話 (文春文庫)
 
 

北緯四十三度の神話 (文春文庫) [文庫]

浅倉 卓弥
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「大事な人の死は、たぶん決して忘れることはできません―」ラジオ局で深夜の番組を担当する快活な妹・和貴子と、卒業後も大学に籍を置き続ける勤勉な姉・菜穂子。北の街を舞台に対照的な二人の微妙な距離が丁寧にたどられていく。掛け違ったままのそれぞれの想いの行き着く先は―。清冽な感動を呼ぶラスト。

内容(「MARC」データベースより)

雪深い町で育った姉妹。姉が中学時代に淡い想いを抱いていたクラスメートと妹が婚約したことを発端に、2人の心の溝は広がっていったが…。雪国を舞台に、姉妹の心の成長と和解を描いた感動の物語。心の雪解けは必ず訪れる! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 271ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/12/4)
  • ISBN-10: 4167753200
  • ISBN-13: 978-4167753207
  • 発売日: 2008/12/4
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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雪の情景 2005/12/17
形式:単行本
物語の舞台は北緯43度の都市、札幌。

その街に住まう二人の姉妹が主人公です。

一人は大学の研究室で助手を務める姉の菜穂子。

物語は基本的にこの菜穂子の視点で語られ、進んでいきます。

そしてもう一人は地元のFMラジオ局に勤める妹の和貴子。

過去様々な出来事を経て、この二人の間に出来てしまった心の溝。

その溝を埋め、壊れた二人の関係を修復する過程が、物語の本筋となります。

ただ、その関係修復の過程が、『それぞれが相手を理解する』というものではなく(もちろんそれもありますが)、どちらかというと二人が互いに相手を鏡にして、自分自身を理解するというのがメインになっているように思います。

余談ですが、この作品中に『雪の夜話』に登場した沢村(旧姓相模)夏子と、娘の雪子が登場します。

出番は少ないですが、3歳になった雪子を見たい方は読んでみてはいかがでしょうか?
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫
この作品は面白いという範疇の小説でないが、人生というもの、人間存在の本質をより深く知りたいと思う人なら決して読んで損はない。
孤児になった二人だけの姉妹。とても愛し合い、お互い頼りにしていた。それなのに、仲違いしてしまう。仲たがいは深刻で、簡単に元に戻るものではない。作者は二人の心のあやを丁寧に解きほぐしてゆく。そこに人間というもの、生きて行くことの困難さが、圧縮して示される。悩みに悩み、努力を重ねた末、ついに思いがけない救済と解決が訪れる。ラストはこの本の帯に書かれているように清冽な感動が待っている。
物語の途中にも何か所か感動的な場面がある。亡くなった両親のために二人で遠くの公園に行って赤い風船を飛ばすところや、同じ公園で、飛行機事故で亡くなった恋人のために、模型飛行機を飛ばすところなど。
この世で生きて行くためには、生きて行けるだけの資力を稼がなければならない。二人はそれぞれの特質を生かして勉強もし、有意義な職業と地位を得た。しかし、それだけでは十分でなかった。生きて行くには、更に愛がなければならない。作者は、そのことをそれとなく主張している。読後感は暖かくさわやかである。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By taiper VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
ホロッとする良い話ではあるけど、何でもかんでも繋がっていて都合よすぎて三文芝居を見せられている気がしてしまうことが数回あった。

和貴子のラジオDJのプロ意識の低さに少し凹んだ。何度も失敗を繰り返すぬるさは校内放送レベルである。まあそんな彼女だからこそ、お姉さんとの関係が変にこじれてしまったと思えば納得できるが...う〜ん、やっぱちょっとひっかかるな。

まあでも「ラジオDJ」というキーワードにひっかかる読者なら楽しめると思います。いろいろ書きましたが僕も楽しみました。
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