天気図の見方や低体温症などを科学面で切り込んでおり、
それでいながら、比較的初心者でもわかりやすい内容にまとまっています。
それ以外にも様々な危険因子とそれらへの対応法や、
北海道内の百名山と札幌近郊の山の紹介もあり、
筆者自らが歩いて集めた情報が詰まっている
しかし、その山の情報も文章と図面がメインで写真はわずか、
写真を文章で補おうとしているためか、猥雑さはぬぐえず、
山の紹介に関しては正直読みにくさを感じました。
冒頭にカラー写真がわずかにあるぐらいで、
内容はほぼオールモノクロ、それでいてそれほど厚いとは言える本ではなく、
内容的には広く読んでもらいたいはずなのですが、
内容と価格の兼ね合いを考えると高めに感じざるを得ず、
そうなると啓発書としての真価の発揮は難しいと感じました。
内容は悪くはないのですが、あくまで登山初級者向けであり、
しっかり勉強をしている人にとっては必要性が感じられません。
あと、毒キノコについてそこそこスペースを割いてはいますが、
蛇足感が拭えませんでした。