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北村薫の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫)
 
 

北村薫の本格ミステリ・ライブラリー (角川文庫) [文庫]

北村 薫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ミステリの名手が贈る新本格アンソロジー!あなたの知らない物語がここには

国内外を問わず、埋もれてしまったミステリを北村薫氏が、編纂。最後には有栖川有栖氏との対談も収録したミステリ・マニアにはもちろん、北村ファンにも嬉しい一冊。誰も知らない名作がいま、甦る!

内容(「BOOK」データベースより)

エラリー・クイーンが16歳の新人作家レナード・トンプスンに期待を込めて送った手紙に、傑作「ジェミニー・クリケット事件」の入手困難だったアメリカ版。それから西条八十の「花束の秘密」まで編者・北村薫ならではの多岐に亘ったライン・ナップ。そのうえ有栖川有栖氏、田中潤司氏と語り合った古今東西のミステリ逸話も収録。あっと驚く謎物語が、たっぷり詰まった一冊だ。『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブリー』と合わせてミステリ・ファン必読のアンソロジーが誕生した。

登録情報

  • 文庫: 392ページ
  • 出版社: 角川書店 (2001/08)
  • ISBN-10: 4043432046
  • ISBN-13: 978-4043432042
  • 発売日: 2001/08
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 426,912位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
作家としてだけでなく、名アンソロジストとしても有名な北村薫氏。そんな氏が選んだアンソロジーなんだから、おもしろくないハズがない。

目玉は何といっても、名作の誉れ高いクリスチアナ・ブランドの「ジェミニー・クリケット事件」のアメリカ版でしょう。いままで普通に読めたのは書き直されたイギリス版で、それほど違いはないのですが、そのわずかな違いで受ける印象がまるで違っています。こっちを読んだら、ぜひイギリス版も読んで比べてみてください。どちらも切れ味の鋭い傑作、クリスチアナ・ブランドのスゴミを感じさせてくれるという点では同じですが。

その他にも、本格ミステリと言えないものもありますが、どれも粒ぞろいの短編ばかりです。よくこんなの見つけてきたな、よくこんなの載せれたな(いい意味でですよ)というものが載っています。例えば16歳のミステリ作家に送ったエラリー・クイーンの手紙とか、大学のミステリ愛好会の機関紙に載った作品とか、詩人・西條八十の書いた本格ミステリとか。読んでみたくなりませんか?
翻訳家・田中潤司氏との対談、ミステリ作家・有栖川有栖氏との対談も興味深く読めました。

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By VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
第141回(2009年上半期)直木賞受賞作家による、本格ミステリ主体のアンソロジー。
14の短篇と、巻末を含め2つの対談を収録しています。

特に優れていたと思えるのは、次の3作品でした。
【スクイーズ・プレイ】
江戸川乱歩が『探偵小説の「謎」 (現代教養文庫)』の中で、カーに挑戦したアメリカの少年作家のデビュー作として紹介されていた作品とのこと。密室トリックに趣向が凝らされており、注目の作品であったことが窺えます。第2作の【剃りかけた髭】も技巧が凝らされた秀作だと思いました。この2作品については、エラリー・クイーンから少年作家への手紙が付されており、注目されます。
【ガラスの橋】
51番目の密室〔ハヤカワ・ミステリ1835〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)」のロバート・アーサーによる「雪密室」を扱った作品で、眼に浮かぶようなトリックの鮮やかさが秀逸。

そのほか、ワセダ・ミステリクラブの機関誌に掲載された【ケーキ箱】、【ライツヴィル殺人事件】は、同クラブ出身の著者ならではの選出と言えましょう。いかにも学生らしい筆遣いながら、トリックの面白さが光っています。

変わり種は、次の作品。
【あいびき】
何と「吉行淳之介」が書いたショートショート。この題名にして、アノ結末とは、唖然とさせられました。

本書は、著者独自の観点により、他のアンソロジーではお目にかかれない作品に出会えるのが特色となっており、それぞれ趣向の違う、バラエティーに富んだ作品を味わうことのできる、異色のアンソロジーだと思います。
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By トップ500レビュアー
形式:文庫
◆「やぶへび」(ローレンス・G・ブロックマン)

  トリビューン紙の社長兼編集長として君臨していた
  ウィニフレッド・ウェストが射たれ、重体となった。

  彼女に供血するため、関係者の血がとられるのだが……。

  犯人が、他の人間の犯行に見せかけようとして現場に残したあるモノが、
  タイトル通り、「やぶへび」となり、犯人特定の手がかりとなってしまいます。

  カフィー博士という医者を探偵役にしている本作は、医学的知識を捜査に
  援用しているのですが、そのことについて、とんでもない逸話があります。

  作家のロバート・アーサーが、自作である「五十一番目の密室」のなかで、
  本作のトリックのネタばらしをした上で、自分のほうが先に思いついた、と
  書いているのです(爆

  いやはや、作家としての業を感じるエピソードではありますが、
  「五十一番目の密室」から読んだ人には嫌がらせ以外の何もの
  でもありませんね。
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