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北朝鮮大脱出 地獄からの生還 (新潮OH!文庫)
 
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北朝鮮大脱出 地獄からの生還 (新潮OH!文庫) [文庫]

宮崎 俊輔
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「地上の楽園」は生き地獄だった。36年間北朝鮮で暮らし、抑圧と差別、飢餓に苦しみ辛酸をなめつくした男性が、日本に極秘帰国後肉声で語る驚愕のレポート。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮崎 俊輔
在日朝鮮人の父と日本人の母の間に生まれる。1960年13歳のとき一家で北朝鮮に渡る。’96年中国国境より決死の脱出を試み、見事に成功。外務省の保護下、密かに日本に帰国する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 248ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/10)
  • ISBN-10: 4102900357
  • ISBN-13: 978-4102900352
  • 発売日: 2000/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
本書は、父を朝鮮人に、母を日本人に持つ著者が、一九六〇年代に行われた北朝鮮への「帰国事業」によって渡航する経緯と、渡航後の北朝鮮での恐るべき生活、そして、生死の危機が迫ったところ、家族を残して、中国側に脱出し、日本に帰国するまでが記述されているものである。

まず、北朝鮮への帰国事業が、なぜ成立したのかというと、当時社会経済的地位が低かった在日朝鮮人が「地上の楽園」であると、総連とマスコミによる強烈なプロパガンダにより信じてしまった結果であることが明らかになっている。この意味では、戦後最大、最悪のプロパガンダであり、それに積極的に加担した『朝日新聞』のようなメディアは、断罪されなければならない。

そして、「帰国者」を待ち受けていたのは、身分制度と同様の、制度的な差別であった。さらに、北朝鮮社会が、封建王朝そのもので、すなわち封建専制体制が社会主義の装いをしているということだ。そうした中で、「王」たる「首領」体制に従順であれば最低限の生活は保障される体制で、人々の思考能力そのものが失われ、「領民」と化している様が明らかになっている。

そうであるがゆえに、金日成の死は、こうした王朝体制が一気に弛緩し、結果「最低限の生活」すら成り立たなくなり、それが餓死に直結するようになったところ、著者は北朝鮮脱出を試み、辛うじて成功している。結果、帰国するが、再定住支援は一切なく、結果として、「豊かな」日本において社会的に阻害される結果となっている。

しかしながら、帰国事業そのものが、北朝鮮、マスコミの壮大なウソによって成立したことからも、著者は正真正銘の「被害者」であり、現在進行形の北朝鮮の国家犯罪を断罪するためにも、著者のような人物に対しては支援を惜しんではならないのではないか。おりしも、坂中英徳・元東京入管局長によって「脱北帰国者支援機構」が設立されるが、こうした活動が極めて重要であろう。

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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By haohao
形式:文庫
この本に出会うまでに私は数十冊の北朝鮮関連本を読んだ。それらの本と比較すると、日本人脱北者が自分の言葉で語った北朝鮮という点においてこの本は非常にユニークである。ゴーストライタとまでは言わないまでも、相当優秀な編集者ないしは著者のまわりにいる人が執筆ないし推敲を相当手助けしたと思われるものの、日本での生活、北朝鮮への帰国、北朝鮮での生活、脱北から日本へ到着するところまで非常に訥々と語られている。どちらかといえばびっくりマーク!が多発する翻訳本に比べ、おとなしい表現ながらも、地獄のそこからわき出るような怖さがある。

著者は在日(父)と日本人(母)との間に生まれたハーフなのだが、日本では朝鮮人として、北朝鮮では日本人として差別され続ける。その内容は悲惨を極める。また、著者の家族が亡くなるその亡くなる時の様子は、典型的な日本人における日本人の亡くなり方とは異なる。日本社会には日本社会の問題点、不条理が存在するのも事実ではあるが、日本ではどんなに貧しくとも人間に関する尊厳はある程度保証されていると言っても良く、その点で日本は北朝鮮に比べ非常に恵まれていると思う。

最後に、著者も述べているが、北朝鮮から帰国する日本人や(現在基本的に受け入れていないが)日本へ亡命する朝鮮人が日本社会に定着するための教育・訓練施設は今後拡充される必要があると思われる。★5

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By カスタマー
形式:文庫
北朝鮮大脱出・地獄からの生還 宮崎俊輔著 新潮社刊祖国を捨てた女・北朝鮮亡命女性の証言 月刊朝鮮編 小学館いままで北朝鮮のことはほとんどしらなかった。偶然見つけたこの本を読んであまりにショックだった。この21世紀の現在においてさえ、地上にここまでひどい国があるのか?移動、職業選択、居住の自由を制限し、事実を隠し、満足な衣食住を提供できない国。1990年台のはじめに地球上で最貧国の1つといわれるアフリカの小国に滞在し、近隣のやはり貧しい国も旅行した経験から見ても、それらの最貧国でさえこの本の北朝鮮ほど悲惨な状況にはなかった。国連、UNHCR、UNICEF、その他NGOからも北朝鮮の悲惨な状況はあまり聞こえてこない。現在の21世紀の地球上で最悪の地といわざるをえない。北朝鮮は我々のすぐとなりの国でありながら余りに情報がなく、入国が制限されて情報がない暗黒な国。この国で暮らす市民(人民)が絶望から開放され希望と未来が語れる人間的な生活が実現されることを切に希望する。また実際、われわれがこの国の人民を援助するにどうすればいいのだろうか?金正日体制に打撃を与えるために経済制裁することは同時に人民にさらなる苦痛、絶望を与えることになるであろうと容易に想像される。実際この金正日体制が人民の困窮を招いていると言えるのだろうが・・。ではわれわれはどうすれば人民を助けれるのか悩む。1人でも多くの人にこれらの本を読んでいただき、北朝鮮の悲惨な状況を認識し、解決に向けた地道な力になることを希望する。またこれらの本の著者のように運良く国境を越えて脱出された亡命者による数少ない情報に頼らない、真実の情報をジャーナリズムには期待する。最後に脱北された著者たちが平和にかつ残してきた家族と再会できることを切に願います。
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最近のカスタマーレビュー
まさに地獄からの生還。強烈すぎる。
これは素晴らしい。
これだけ強烈なノンフィクションはないのではないか。
まさに、この世の地獄としか思えない北朝鮮の実態が、... 続きを読む
投稿日: 2009/12/23 投稿者: halfmoon
生々しく、迫力ある内容
著者は子供の頃に北朝鮮に行き、その後ろくな教育は受けていないはずなのだが、本書の文章構成は非常に理知的で、北朝鮮での凄まじい日々の中でも冷静さと逞しさを秘めて生き... 続きを読む
投稿日: 2008/11/21 投稿者: リアーナ
帰国事業は産経新聞も賞賛していた
本書は、1959年12月14日に二隻の船が新潟港を出航したことに端を発する、北朝鮮への帰国事業で渡航し... 続きを読む
投稿日: 2008/7/28 投稿者: モンド
あきれた
まったくあきれた。脱出の際外務省の力を借りることができただけでも日本人としては驚き。あの外務省が!というのが私の気持ち。なんせ我国の外務省は、国内でなにも波風がな... 続きを読む
投稿日: 2006/8/3 投稿者: nijyo
歴史の被害者
世の中には、本当に普通では考えられない苦労をする人がいるのですね。... 続きを読む
投稿日: 2003/9/27 投稿者: fang_fang
今まで見聞きしたどんな地獄より恐ろしい。
根っからのホラー好きですが、この本は今まで読んだどんな本より恐ろしかった。途中で何度もやめようと思うのに目は釘付けになるあの感じです。... 続きを読む
投稿日: 2002/9/14
たくさん売れてほしい!!
以前に北朝鮮の本はいくつか読んでいますが、この本は初めて、日本人として恥ずかしいような気持ちで読みました。以前読んだものは強制収容所の実態でしたが、この本では北朝... 続きを読む
投稿日: 2000/12/15
この本は全日本人が読むべき「歴史書」だ!
在日朝鮮人と日本人の間に生まれた著者。日本の北西アジアにおける歴史に目まぐるし翻弄された生き様をみた。著者は北朝鮮に家族を残し、奇跡的に念願の日本帰国を果たす、... 続きを読む
投稿日: 2000/11/10
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