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北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国
 
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北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国 [単行本]

内藤 陽介
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   世界郵便制度の確立は、1874年の万国郵便連合の発足をもって始まりとする。つまり、郵便という事業には、そもそも19世紀的な国家の刻印がまとわりついているのである。民営化が議論される今日の日本で、このことを意識する人はほとんどいない。しかし、目を外に転じれば、郵便制度が国家のメディアとして機能する国はまだ数多いのである。

   本書は、朝鮮民主主義人民共和国発行の切手を読み解くことによって、切手に表現された国家意思と、人々のエトスとをあらわにする試みだ(著者はこれを「郵便学」と呼ぶ)。

   600点を超える豊富な切手図版を使って展開された項目解説には、紋切り型の北朝鮮像を壊す痛快なリアリティーと、「遊び」がもたらすさまざまな発見に満ちている。「朝鮮戦争」の次に「朝鮮人参」が来るという50音順の無機質な秩序や、「力道山」や「テレサテン」が混じるというアナーキーな結果も、「郵便学」が持つ魅力だと言っていいだろう。そこにはアルファベット・オーダーを中世教会ヒエラルキーに拮抗させてはばからなかった、啓蒙時代の百科全書派に似た力が感じられるのである。

   既存体系にこだわらぬ本書の元気さは、ページの小口(背と反対側のページの外側に当たる部分)に、少しずつずらして印刷された金日成と金正日の全身像にも感じられる。本を右にかしぐと左を向いた父親が、左にかしぐと右を向いた息子の全身像が、まるで隠し絵のように現れるという仕掛けなのだが、これを親子の政治姿勢を暗示した謎掛けだと深読みしたら、著者からはどんな答が返ってくるのだろうか。(今野哲男)

内容(「BOOK」データベースより)

Philatelyとは何か?一般に「郵趣」と訳されるが、欧米では高尚な学術分野としても認識されている。著者は、切手が国家のメディアであるとの視点から北朝鮮切手や各時代の郵便資料を縦横に駆使して「北朝鮮国家」を読み解いていく。隠された国家の意志が徐々に見えてくるさまは推理小説よりスリリング。本書は謎の国家北朝鮮に迫る異色のドキュメントであると同時に現代史への知の旅といえる。

登録情報

  • 単行本: 431ページ
  • 出版社: 竹内書店新社 (2001/01)
  • ISBN-10: 4803503168
  • ISBN-13: 978-4803503166
  • 発売日: 2001/01
  • 商品の寸法: 19.2 x 14.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 516,907位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
切手から見た北朝鮮という見方はすごく新鮮だったし、
説明も簡潔で分かりやすかったです。
私は難しい文章が続くと結構すぐ疲れてしまうのですが、
この本ではいきなり猪木(プロレスラー)の項目が出てきたりして
頭をほぐしつつも、しっかり内容はあって、次に何が出てくるのかわくわくしながら読めました。

また、切手学という側面から見たとき、普通の本や普段のニュースからは計り知れない北朝鮮の思惑などを知ることができ、
へ~~と思う事もしばしば。
今回の竹島(独島)切手発行についても違う視点から考えることができると思います。

北朝鮮に興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか??

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 竹内正浩 VINE™ メンバー
形式:単行本
新潮新書『切手と戦争』で知られる著者が2001年に世に問うた、切手をモチーフに北朝鮮の興味深い事象を追った事典。400ページ以上に及ぶ本文には「事典」というタイトル通り、300以上の項目が各1000字程度で記述され、50音順にびっしりと並ぶ。ユニークなのは本文下に添えられた600点以上に及ぶ切手の図柄。著者による解説は、切手が時代を物語る有力なメディアであり証言であるという事実を教えてくれる。余談だが、この本は装幀も凝っていて、本を少しゆがませて小口部分を見ると金正日や金日成像が浮かぶ仕掛けがユニーク。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
☆超面白い☆ 2006/9/25
形式:単行本
面白いぞーーーー!

北朝鮮のことを知らない私が読みましたが、「歴史ってそうだったんだー!」みたいな感じです。続いて、『中東の誕生』も読み始めてますが、読み応えありです。

歴史のことを知らなくっても楽しめます。この一冊で、相当北朝鮮が見えてきます。
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