駅近の書店でこの文庫本を見つけ、暇つぶしに読んでみました。
知人の在日中国人からも「怖い国」と言われている北朝鮮に興味を持ったからです。
前半までは、従来の北朝鮮のイメージを助長するような興味本位、つまり暇つぶしに適当に読める記事と写真が「ま、こんなもんか。値段相応だ」という感じでならんでいたのでした。
ところが138頁からの李策氏の『「万景峰92」号から見た北朝鮮の生活』という(ふざけた?)表題からは想像できない明晰かつ具体的な文章に至り、「目から鱗」の1冊となりました。
考えてみればあっちもこっちも人間なのですものね。庶民はしたたかに自分で生きて行かなきゃならないですものね。終戦直後の日本人だって凄かった訳ですよね。
李策氏の名文に出会っただけででこの書は「値段不相応」となりました。なぜかはご一読を……。