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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ダダ、シューリアル、ポストモダニズム、なんて縛りは忘れよう,
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レビュー対象商品: 北園克衛全写真集 (単行本)
これが決定版、集大成。詩人で文筆家でアーティストで写真家でグラフィック・デザイナー。。。北園克衛のほとんどすべてのアートワークを一望にできる。ナンバリングされただけで、何も訴えようとはしない静謐なプラスティック・ポエムが170点以上。言葉で表せない言葉を空間で表す作品群の、その白の空間の何と刺激的で、何と思慮深い世界だろうかと心が震える。子供の頃から目に馴染んだエラリィ・クイーンの推理小説の装丁が北園であることを知って、そこから始まった北園への憧憬も懐かしく、また斬新である。マン・レイからボイス、亀倉から田中に至るまで世界を席巻したクリエイターたちがポスターを主軸に「広告」という表現で社会的地位を獲得したのに対して、ここに居並ぶ作品は何一つ獲得していないことの驚き。現れては消えていくデザイン・ブームの流れにあって、この作品集こそが個人の感性の白眉であると言える。全作品モノクロ製版なれど、じわり、じわりとした味わいを今、僕らが獲得できる。副読書として「カバンの中の月夜」(国書刊行会)も必見です。第二版は期待できないので、どちらも早めに手に入れましょう。
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