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北回帰線 (新潮文庫)
 
 

北回帰線 (新潮文庫) [文庫]

ヘンリー ミラー , Henry Miller , 大久保 康雄
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

Now hailed as an American classic, Tropic of Cancer, Henry Miller's masterpiece, was banned as obscene in this country for twenty-seven years after its first publication in Paris in 1943. Only a historic court ruling that changed American censorship standards, ushering in a new era of freedom and frankness in modern literature, permitted the publication of this first volume of Miller's famed mixture of memoir and fiction, which chronicles with unapologetic gusto, the bawdy adventures of a young expatriate writer, his friends, and the characters they meet in Paris in the 1930s. Tropic of Cancer is now considered, as Norman Mailer said, "one of the ten or twenty great novels of our century."

--このテキストは、 CD 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

“ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる”その激越な性描写ゆえに長く発禁を免れなかった本書は、衰弱し活力を失った現代人に最後の戦慄を与え、輝かしい生命を吹きこむ。放浪のパリ時代の体験を奔放に綴った記念すべき処女作。

登録情報

  • 文庫: 561ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1969/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4102090010
  • ISBN-13: 978-4102090015
  • 発売日: 1969/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 73,827位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この作品は、英語で読み始めたものの、あまりの難しさにうんざりして、結局、日本語で読んだ。ちなみに、私見ながら、英語の難解さで言えば、三大作家は、ジョイス、ミラー、フォークナーであろう(ただ、不思議なことに、三人とも、短編や中編になると、それほど難しくない)。ミラーに関して特に印象に残っていることは、第二次世界大戦末期に、ナチス・ヒットラーを征伐する正義の国として全世界がアメリカに期待していたころ、ミラーがアメリカ人でありながら、『どうして、アメリカが正義で、ナチスが悪と言えるのか。悪という点では、どっちも似たようなものだ』と発言したことである。それでは、ヒットラーにはどう対処すればいいのかという記者の意地悪な質問に対して、ミラーは、平然として、『降伏すればいい』と答えた。ミラーによると、アメリカがなぜ悪かというと、文明国だからだ。文明と正義は両立しない。文明は、より高度の便利さと贅沢さをめざす制度だから、結局は、他人に分け与える道よりも、他人から奪う道に進む。1945年に、文明国は悪だと言いきったミラーの発言は、当時は、気違い扱いされたものの、今のアメリカを見ると、見事に言い当てていることが分かる。こういうミラーの考え方は、この作品にはっきりと表れている。女の子を求める男はいつの時代にも事欠かないだろうが、この作品の男たちは、仮に明日地球が滅びるということが分かっても、女を求めるような連中なのだ。こういう文明社会は滅ぼしたほうがいいんだ、それが出来ないとしたら、せめて、最後の最後まで建設的なことをするのは一切やめよう。こういうミラーの考え方を示す一口話をもう一つ。1936年に、共和党軍に加勢するためにスペイン戦争に向かうジョージ・オーウェルは、パリで、文通相手のミラーに会った。正義を守るために命を賭けてスペインに向かおうとするオーウェルに、ミラーは言った。『見物に行くというのなら分からないでもないが、正義を守るという理由でそんなところに行くなんて、愚か者のやることだ』
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ええっと 2011/2/23
形式:文庫|Amazonが確認した購入
名作です。しかしこの翻訳は、読みにくいわけではないのですが、ミラーの他の作品(『セクサス』)などと同様、古いので、卑猥な箇所を削除した版です。本田康典訳北回帰線 (ヘンリー・ミラー・コレクション)は恐らく完全訳なので、高いけれどこちらをお勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
いやはや 2012/5/13
形式:文庫
大したものだ

これほど明晰に書かれた冒険談もめずらしい

下ネタに関する豊富な言い回しがうなるほどあふれている

もっと早く出合いたかったなあ

ま、そんなこといってもしかたないが

とにかくポジティブになりたければこれを読むのだあああ
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