北京の観光名所案内といった感じ。北京は見所が多いが、本書は1週間滞在コース程度で行きそうな場所はほぼカバーしている。北京へ行く人は2冊目の観光案内として持つのもいい。紫禁城、天壇など名所ごとに章立てしているので、歴史をだらだら書かれるよりはいい。岩波新書なので、アクセスなどは書いてないけど、名所にまつわる歴史、場の風景、アイコンの解説をじっくりと。第三者的に俯瞰するような感じで案内をしているのだが、時折、著者が訪問したときの様子や感想が折りこまれるのがいいアクセントになり、一本調子な観光案内ではないようになっている。
まさに北京滞在中、本書を読んだこともあり、本書の記述に登場するアイコンを見つけては「これが」と思い、感慨深いものがあった。こういう本は、行かないと感じないものも多い。ということで☆は甘くなってしまった。