友人を助けた代償に高校の剣道師範の職を失った剣道の達人・石川義信は、娘・雪乃とともに岡山を離れ、各地を流れる。数年後、運良く倉敷の道場主の道が開けるが、推挙したのは、義信に負けて以来、その生き方を改めた剣術家・前原一刀だった。
申し出を受けて、一刀ともども青少年の教導に燃える義信。そんな石川道場には任侠に篤い男たちが次々と集まってくる。
一方、雪乃は、瀕死の男を偶然助ける。道場にしばらく世話になることになったその男・政次郎は、刺青を背負うやくざだった。
正義に命を賭ける男たちを描く痛快巨編。
北上次郎選「昭和エンターテインメント叢書」4。
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