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北一輝 (ちくま学芸文庫)
 
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北一輝 (ちくま学芸文庫) [文庫]

渡辺 京二
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二十三歳で、明治天皇制国家の本質を暴き、鋭く批判した大著『国体論及び純正社会主義』を発表して識者を震撼させた北一輝。のち『日本改造法案大綱』を著して、二・二六事件を引き起こす青年将校運動の黒幕と目され刑死する。以来、北に対する評価は毀誉褒貶あい半ばする。はたして、北一輝とは何者なのか。本書は、多くの北一輝論とは違い、「日本コミューン主義者」として第二維新革命のテーマにもっとも近代的、かつもっともよくできた解を提出した思想家ととらえ、この近代日本最大の政治思想家の真実像を描いた、夙に名著の誉れ高い労作。第33回毎日出版文化賞受賞作品。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

渡辺 京二
1930年、京都市生まれ。法政大学社会学部卒業。河合文化教育研究所特別研究員。評論家。日本近世・近代史に関する多くの著書がある。主要な著作に、『逝きし世の面影』(葦書房1998、和辻哲郎文化賞受賞・平凡社2005)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 390ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/02)
  • ISBN-10: 4480090460
  • ISBN-13: 978-4480090461
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By nenemu 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
『逝きし世の面影』の著者による、北一輝論で、北一輝論の古典的名著。
朝日選書で出ていた同書の復刊です。
毎日出版文化賞を受賞していながら、どういうわけか長らく入手困難だった本です。

左右問わず、この思想家に興味のある人におすすめです。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
私は素人ですが、以下の北一輝が天皇をどう考えていたのかについての記述に接したとき、目からうろこが落ち、それまでさまざまな北一輝論を読み漁りましたが、もう辞めました。
《北の天皇論は、現実には専制的な神聖君主として機能している天皇を、民主国のそれにふさわしいレヴェルまで、縮小させようとする必死な努力であった。そのように縮小された天皇が、英国皇帝と似たような制限立憲君主像に近づくのは、ある意味では理の当然といってよい。しかし北の天皇は、たんなる制限立憲君主にとどまるものではなかった。彼のなかには、制限立憲君主像とおなじ比重で、革命的皇帝のイメージがつねに存在していた。彼の革命的皇帝のイメージは、あるいは明治帝であり、あるいはナポレオンであった。彼はたしかに天皇機関説論者である。だが、天皇がたんなる立憲君主ではなく、革命帝国のシムボルである点で、北の天皇像は、久野収のいう支配エリートの申合せとしての機関説天皇とは、本質的な相違点をもっているというべきである》。(一部中略あり)
《舟は千来る万来る中で、私のまつ舟まだ見えぬ》:故郷佐渡の磯節にひっかけて自らの日本革命を待ち望んだ気持ちを読んだ複雑な多面体。この革命家を解剖した書として、最高峰を極めた一冊といっていいいでしょう。読者に沈潜と集中を求める書ですが、その価値があることをお約束します!
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
北一輝論としても、偏重を排して丁寧に論を進めているように思える。
著者の解釈も、分かりやすい。

また、一つの小説としても、読み応えがある。
私は、北一輝の次のような人物像が、心の澱のようになっている。
「常に塵や泥にまみれて居りながら、その本質はみじんも汚されることのない水晶のような魂(p.345)」
「自分自身の生涯を一枚の絵のように綺麗に画きあげようと努力した芸術家(p.368)」
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